【秋田キャンパス】退職者記念講演会を開催しました
秋田キャンパスにて、今年度で定年を迎える教員の最終講義が行われ、生物資源科学部 アグリビジネス学科 岡田直樹 教授[専門:農業経済学、支援システム論、地域経営論]が講演しました。
岡田教授は2018年に本学へ着任。最終講義では、「Post近代の農学―私たちの流儀―」をテーマに、長年取り組んできた持続可能な農業・農村の経営に関する研究について講演しました。
講義では、近代末期において環境問題の深刻化や機械化・施設化によるエネルギー依存の進行、地域社会からの遊離などにより、多くの先進国で農業・農村がバランスを失ってきたことを指摘しました。そのうえで、Post近代においては持続性の確保を重要な課題とする新たな動きが生まれていることを紹介しました。
また、Post近代における農学研究の枠組みとして、農業者や農村に暮らす人々が自らの持続に向けて全体のバランスを意識している点に注目し、農業・農村の持続化に向けた「知の枠組み」の組み換えの必要性について言及。特に、現場にいる農業者の知と研究者による学術的知見を結び付ける場を構造化することの重要性について語りました。
最後に、「教員の皆さん、そして枠にとらわれない柔軟な思考を持つ学生の皆さんからは、重要な示唆をいただきました。改めて感謝申し上げます」と結び、本学での教員生活を振り返りました。会場には多くの教職員や学生らが集まり、これまでの感謝の意を込めて花束が贈られるなど、温かな雰囲気に包まれました。
本学の発展にご尽力されてきた岡田教授に心より御礼申し上げるとともに、今後ますますのご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。

最終講義の様子
感謝を込めて花束が贈呈されました

