大仙市立南外中学校の2年生が本学を見学しました

 6月27日(金)、大仙市立南外中学校2年生8名が秋田キャンパスを見学しました。

 今回の見学は、キャリア教育の一環として、大学の施設や授業を見学し、学生や教員との交流を通して自分の進路選択への視野を広げることを目的に実施されました。

 当日は、大学の概要説明、在学生によるキャンパスライフ紹介、本学教員による模擬講義といった、大学生活を体験できる見学メニューで実施されました。

模擬講義

 生物環境科学科田中 草太 助教[専門分野:土壌動物学]による『身近な土の中に潜む土壌動物の多様性と機能』と題したテーマの模擬講義を受講しました。田中助教と本学学生のサポートの下、ツルグレン装置(土壌中の小さな生き物を効率的に採集するための装置)を用いて、土の中から抽出した土壌動物を採集し、プレパラートを作成したあと、各々が作成したプレパラートを顕微鏡で観察しました。プレパラート作りでは、抽出した土壌動物をピンセットで慎重に乗せ、カバーガラスをかぶせる際には気泡が入らないようゆっくり乗せたりと、細かな作業を丁寧に作業する様子がみられました。顕微鏡での観察では、「土の中にこんなに生き物がいることに驚いた」「動いている姿がかわいい」といった感想が上がりました。最後はお土産としてプレパラートをお持ち帰りいただき、体験に満足した様子でした。


授業の様子


実験補助の学生がサポート


まずは0.2mm以下の土壌動物を目視で確認


ピンセットで慎重に乗せます

自分で作ったプレパラートを観察

「何度も見ているとだんだん可愛く見えてきた!」

 

在学生による学生生活紹介 

 応用生物科学科2年の後藤 茉莉花さんによるキャンパスライフ紹介が行われました。後藤さんが昨年度取り組んだ、「『まんぷくすらり』(生物生産科学科の藤田 直子 教授が開発)精米の適切な調理法を探る」をテーマとして取り組んだ学生自主研究について紹介したり、サークル活動、今年度就任した「あきたフレッシュ大使」での活動・意気込みなど、学内外での大学生活の様子を説明しました。中学生からは、授業やアルバイトなどに関する質問のほか、「苦手な教科を克服するためにどうしたらいいか?」「テスト前の勉強方法は?」など、受験に対する悩みや将来に関する質問も多数あり、後藤さんの回答に真剣に耳を傾ける様子がみられました。


応用生物科学科2年 後藤 茉莉花さん


大学生活に興味津々


憧れの大学生に次々質問!!


学生自主研究「レストランまんぷく」 

 今回の訪問が、実際の大学生活がどのようなものかを感じ取ることができ、今後の進路選択に大きな影響を与えるきっかけとなれば幸いです。
 大仙市立南外中学校の皆さん、ご来学ありがとうございました!