大仙市立大曲中学校の3年生が本学を見学しました

 5月28日(水)、大仙市立大曲中学校3年生38名が秋田キャンパスを見学しました。

 今回の見学は、大曲中学校の授業の一環として、大学などへの訪問を通して、中学校卒業から職業に就くまでの過程に高等学校や大学などがあることを理解させ、自己の将来を考えることを目的として実施されました。

 当日は、大学の概要説明やキャンパス見学のほか、在学生によるキャンパスライフの紹介、本学教員による模擬講義など、普段の授業や学生生活を疑似体験できるメニューを体験していただきました。

模擬講義

 応用生物科学科春日 和 准教授[専門分野:応用微生物学/微生物機能研究グループ]による「世界は『発酵産物』に満ちている」というテーマで、応用微生物学についての講義を受講しました。講義では、スーパーや冷蔵庫の中にある発酵食品を例に、『発酵』についての基本的な内容からはじまり、日用品等の微生物酵素の利用の説明や、春日准教授の研究分野である放線菌についての紹介がありました。中学生は、目に見えない微生物についての内容に触れることができ、化学に対する関心が高まったようでした。授業後には、「家に帰ったら、自宅にある食品や調味料の栄養成分表示を見てみようと思った」「身の回りのものを詳しく研究することが楽しそうだと思った。大学への進学の参考になった」といった感想があがりました。


授業の様子


応用生物科学科 春日 和 准教授


懸命にメモを取る様子


初めての大学講義に真剣です

在学生による学生生活紹介

 生物環境科学科4年生の学生3名によるキャンパスライフ紹介が行われました。3グループに分かれ、それぞれ在学生から研究内容やサークル活動、アルバイト等の学生生活について紹介があり、中学生は在学生との交流を楽しみました。「『一番大変な授業は?』『一人暮らしや寮生活のアドバイスは?』『アルバイトと学業の両立は難しいですか?』」など次々と質問が飛び交う中、中学生が最も関心を持っていたのは、国際交流についてでした。今回参加した学生3名は、東北三県大学生中国友好訪問派遣に参加しており、現地の大学生との交流や、渡航を経て感じた文化の違いなどを紹介しました。中学生は英語や海外に対する関心を深めながら、将来の自分の進路に向けて考えるきっかけを得たように見受けられました。


大学生との貴重な交流の時間!!


学生さんも熱心に説明してくれました


研究内容、バイト…気になることがたくさん


大学生活に夢を膨らませました♪

キャンパス内見学の様子


学食体験


イスの座り心地を確認中~ @講堂


キャンパスの広さに驚き


「見学楽しかった!」と感想をいただきました!!

 今回の訪問が、実際の大学生活がどのようなものかを感じ取ることができ、今後の進路選択に大きな影響を与えるきっかけとなれば幸いです。
 大仙市立大曲中学校の皆さん、ご来学ありがとうございました!