秋田県立大館国際情報学院中学校の2年生が本学を見学しました
今回の見学は、進路学習の一環として行われ、キャンパスを訪れることで将来の選択肢を広げ、高校卒業後の進路について考えるきっかけとなることを目的として実施されました。
当日は、大学の概要説明や施設見学のほか、在学生によるキャンパスライフの紹介、本学教員による模擬講義など、普段の授業や学生生活を疑似体験できるメニューを体験していただきました。
模擬講義
生物生産科学科の藤 晋一教授[専門:植物病理学]による模擬講義『農家を助ける植物のお医者さん』を受講しました。講義では、イネいもち病やウイルス・細菌による植物の病気など、稲や農作物の病害について説明がありました。中学生からは、「小学生の頃に野菜を育てたが、病気になってしまい、そのときは原因が分からなかった。今日の授業で、植物が病気になる理由がよく分かったので、次回は健康な野菜を育てられるようチャレンジしたいと思った」「家庭菜園をしているので、今日学んだことを家族に伝えて、一緒に健康な植物を育てたい」といった感想があがり、普段食べているお米や農作物について理解を深める機会になりました。在学生による学生生活紹介
生物生産科学科4年の田村 裕奈さん(大館国際情報学院中学校卒)によるキャンパスライフ紹介が行われました。田村さんからは、自身の所属している植物遺伝・育種研究室の紹介やサークル活動、アルバイトのお話など、大学生活について説明がありました。中学を卒業後、どんなきっかけで大学進学を目指したのか、中学のうちにやるべきことなど、田村さん自身の経験を交えて、中学生にアドバイスを送りました。終了後には、大学生活に関する質疑応答が活発に行われたほか、地元トークに花が咲く様子もあり、中学生は輝く先輩との交流を楽しみました。
生物生産科学科4年 田村 裕奈さん
キャンパス見学
講堂、図書館、カフェテリア、学部棟など、学内の様々な施設を見学しました。研究室見学では、田村さんら生物生産科学科4年の学生が、実験器具や研究機器を紹介しました。中学生は、興味深そうに研究室の装置や資料を見て回り、「これは何の機械ですか?」「研究室には実験器具がいくつありますか?」と積極的に質問する様子がみられました。
学部棟では、上田 健治准教授[専門:植物分子生物学]が担当する、生物生産科学科2年次を対象とする講義『生物生産科学実験Ⅰ』の授業の様子を見学しました。講義では、基礎的な形質の解析方法とPCR法を基盤としたゲノムの解析方法、遺伝子操作の方法を学んでおり、実験を行う大学生の姿を見ていただきました。また、上田准教授の研究紹介もあり、ブラックライトを当て、遺伝子組み換え技術によって発光した大腸菌が光る様子を観察しました。大学の研究に触れ、科学への興味が深まり、大学生活への期待を膨らませたようでした。
秋田県立大館国際情報学院中学校の皆さん、ご来学ありがとうございました!
