横手城南高校1年生が本学を見学しました

10月10日(金)、横手城南高校1年生12名が、本荘キャンパスと秋田キャンパスを見学しました。
この見学会は、大学での学びや施設・設備を知り、大学への理解を深めると共に、将来の進路に向け学習意欲を高める事を目的に実施されました。

本荘キャンパス

大学・学部説明では、システム科学技術学部の説明を中心に、工学部とはどのような分野なのか、高校のどの授業が基礎となるのかをお話ししました。
模擬講義では、知能メカトロニクス学科秋元 浩平 助教[専門:通信工学]が『メカトロニクスとワイヤレス通信~変調・復調実験~』をテーマに実施しました。メカトロニクスの中でも、機械やロボットを動かすために重要な伝える技術「通信」について、身近な電波やアナログ通信・ディジタル通信など通信技術の発展について学びました。講義の終盤では、3Gで使われている情報伝達技術「コード分割多重化」の実験に挑戦しました。
施設見学では、図書館や創造工房など大学ならではの施設を見学。カフェテリアでの昼食体験中には、大学生による優雅なピアノの演奏が披露され、素敵な演奏に聴き入る様子も見られました。大学生からは、「色んな地域から学生が集まっていて楽しいよ!ぜひ秋田県立大学に!」とメッセージが送られ、中学生は大学生との交流を楽しみました。

秋田キャンパス

生物資源科学部の概要説明を受けた後、生物環境科学科田中 草太 助教[専門:土壌動物学]による模擬講義『ミミズの知られざる機能 持続可能な農業を考える』を受講しました。農業を通じて土壌劣化や地球温暖化といった環境問題が生じており、化学肥料・農薬を使用しない環境負荷を低減した栽培方法の一つとして、ミミズや緑肥といった生物の機能について学びました。高校生の皆さんは、実際にミミズを観察しながらミミズの生態系における機能を学んだり、過去に行った学生自主研究『ミミズ探検隊』が行った調査の話に興味深く耳を傾けており、自然への関心を深めていました。
在学生による研究紹介では、生物環境科学科4年の小西 龍斗さん(横手城南高校卒)から、秋田県立大学に進学した理由や研究テーマについて説明がありました。小西さんからは、「高校生のときは興味のなかったものも、学びを重ねるにつれて自分の研究したい分野が見えてきて、今に繋がっている。どんなことにも関心を持ち続けることが大切だと思います。」とメッセージが送られました。説明後には、小西さんが所属している大気・水圏環境学研究室の研究室を見学し、輝く先輩の姿を見て、学びへの意欲が高まったようでした。

今回の訪問が、高校と大学の学びの違いを肌で感じ、本学への理解を深める機会となりましたら幸いです。
横手城南高校の皆さん、ご来学ありがとうございました!