QSGlobalEducationNewsに国際交流の活動が紹介されました


 英国の高等教育専門調査会社であるQS社が発行する「QS GlobalEducationNews」において、本学の国際交流の取り組みが紹介されました。本誌は、国際高等教育に関する重要なトピックについて、QS社がグローバルに厳選して掲載する冊子であり、本学が国際化を目指している大学として世界的に注目され、評価されたものと言えます。

 令和7年6月24日に掲載されたニュースには、 令和7年6月8日(日)~21日(土)の14日間、マレーシア・マラ工科大学から教員2名・学部生6名が来日し、建築環境システム学科大塚 亜希子助教との科学技術分野における交流の様子が紹介されています。

マレーシア・マラ工科大学との科学技術交流

 本交流においては、研究交流に主軸を置きつつ、授業への参加や文化的な交流についても積極的に参加をしていただくプログラムとして実施しました。

研究交流

 秋田県内のおすすめの建築を紹介する研究交流では、Cross‑Cultural Architectural Exchangeを行いました。本学のボランティア学生がプレゼンテーションをした建築の中から、マラ工科大学生が建築をピックアップして、公共交通機関の使用のみで実際に訪問しました。訪問後、建築の詳細についてプレゼンテーションするとともに、マレーシアに訪問した際に見ていただきたいマレーシアの特徴的な建築物を本学学生に紹介しました。活発な質疑応答が交わされ、参加者にとって大変刺激的な学びの機会となりました。
 

秋田のおすすめ建築プレゼンの様子

マレーシアの特徴的な建築物

授業への参加

 授業にも積極的に参加しました。本学学生と一緒に、建築環境システム学科の櫻井 真人准教授、小幡 昭彦 助教が担当する授業『システム科学演習』に2週にわたり参加し、橋の模型を製作し、強度を競うコンテストにも挑戦しました。また、大塚助教の授業『建築材料実験』では、3年生の実験に参加し、レポートの作成も一緒に行いました。
 

授業でのコンテストに向けた模型制作

振動台実験の様子

秋田キャンパス訪問

 秋田キャンパスを訪問し、福田学長への表敬訪問や生物環境科学科宮田 直幸 教授(生態工学研究室)のゼミの聴講、秋田キャンパスの学生との交流などを行いました。
 

福田学長訪問の様子

ワールドカフェ等への参加

 建築環境システム学科の新入生研修に参加し、秋田市の「あきた芸術劇場ミルハス」の見学を行いました。ミルハスの“魅力的な建築”について考えるというテーマでワールドカフェ(ディスカッション)にも参加しました。ミルハスの設計者である佐藤総合計画(株)にも積極的に質問をしながらボランティア学生と共に建築の魅力を構成する要素について検討を行い、成果物を作製し発表を行いました。また、日本建築学会東北支部報告会にも参加しセッションを聴講しました。セッションでは疑問点や興味を持った点についてメモを取り、発表者に質問する姿も見られました。
 

文化交流

 文化交流としては、本学の英語サークル「English Club」との交流、本学留学生による中国茶体験会へ参加、さらに建築環境システム学科が主催する、両国の料理のレシピを教え合う「Cooking Exchange」を開催し両大学の絆を深めました。
 

CookingExchangeの様子

ランチセレモニーの様子

 本プログラムには、本学教員をはじめ学生も多数参加し、活発な研究交流が繰り広げられ、両大学にとって非常に貴重な時間となりました。大学間協定の締結にも至り、今後さらに交流が深まることが期待されます。
 

秋田旅報告の様子

メッセージをいただきました