本学教員が石膏ボード工業会より石膏ボード賞・特別功労賞を受賞しました(建築環境システム学科)
このたび、システム科学技術学部建築環境システム学科の板垣直行教授が、一般社団法人石膏ボード工業会より、石膏ボード賞・特別功労賞を受賞しました。板垣教授は、木質耐火構造草創期以来、約20年にわたって、木質耐火構造の基礎研究、部材開発に取り組み、開発した部材を実際の建物に実装するなどのほか、木造・防火に関する研究者のみならず、東北地方の製材産業、難燃剤メーカー等と協働して、耐火木質ラーメン構造研究会を組織して木質耐火木造部材の認定取得等に至るなど、木造防火の研究開発・実用化に地域発の息の長い取り組みを続けられ、林産地域中心の技術開発に多大な成果をあげられました。
なお、石膏ボード賞は、①特別功労賞、②作品賞、③功労賞、④技術賞、⑤市場開拓賞があり、特別功労賞は、石膏ボードをはじめ建築業界の育成と発展に寄与された方の功績をたたえ表彰するものです。
受賞に係る研究テーマ等
「林産地域発の木質耐火構造の研究開発・市場化への取り組み」板垣直行教授のコメント
木材高度加工研究所の先生方や当講座の学生達をはじめ、研究会に参加されている方々と20年近く取り組んできた木質耐火部材の開発について評価頂き、このような素晴らしい賞を頂くことができました。したがって、研究会の皆様で頂いた賞を私が代表して受領したものと考えています。関係頂いた皆様に感謝申し上げますと共に、安全・安心な木造建築の実現に向けて、さらに研究を進めて参りたいと思います。
2 時間耐火構造柱_性能評価試験 脱炉した試験体
1 時間耐火構造柱・梁を使用したねむの木苑(能代市)