【いつでも青春キャンパス】松林を守る炭焼き活動に参加

氷点下の森で、『松林を守る炭焼き活動』を実施しました!
煤にまみれながら作業を進めるシニア大学生の保坂直樹さん(77歳)

 1月24日、秋田キャンパス近隣に広がる「夕日の松原」。全国的に深刻な課題となっている松枯れ被害を少しでも抑制し、倒伏した被害木を資源として有効活用するため活動するボランティア団体「炭やきで夕日の松原まもり隊(佐々木隆会長)」の、今シーズン初となる炭焼き作業が行われ、シニア大学生の保坂直樹さん(77歳)が参加しました。

 保坂さんは、前日の「植物病理学」の教室での学びとは打って変わり、防寒着に身を包み、地域環境を守る実践の場への初参加となりました。

 今回は、昨年末から窯の中でじっくりと焼き上げられていた炭の「窯出し」と、次回の焼き上げに向けた「着火」作業を行いました。折しもこの日は氷点下の厳しい寒さでしたが、ひとたび作業が始まれば、小屋の中は熱気と活気に包まれました。保坂さんは、窯から取り出されたばかりの立派な炭を丁寧に広げ、舞い上がる真っ黒なススすすにまみれながらも、一つひとつ重さを量り、手際よく袋詰めを進めていきました。 「立ったり座ったりの繰り返しで、これはなかなか骨が折れる作業ですね」と、保坂さんは時折腰を伸ばしながら苦笑いしながらも黙々と作業をこなしていました。

 今回袋詰めされた炭は、「道の駅」などで販売され、その収益は松林の保全活動へと還元されます。「教室で学ぶ理論も楽しいが、こうして地域の方々と一緒に汗を流す作業も楽しいです。秋田の美しい景観を次世代へ少しでも繋いでいきたいです」と語りました。凍てつく空気の中、顔を真っ黒にしながらも、その表情には充実感が溢れていました。

 この炭焼き作業は、春まで続けられます。保坂さんのようなシニア世代の力が、秋田の美しい景観を次世代へと繋ぐ原動力となっています。

【生涯学習プログラム『いつでも青春キャンパス』】
 65歳以上の方を「シニア大学生」として1年間、本学で受け入れ、在学生と一緒に学習や研究、課外活動に取り組む生涯学習プログラムです。     .