「新モンゴル日馬富士学園」と連携協力協定を締結しました

 本学はモンゴル国の幼小中高一貫校「新モンゴル日馬富士学園」と、世界で活躍する次世代リーダーの育成と学術振興を目的とした連携協力協定を締結いたしました。令和8年3月26日(木)に行われた調印式には、同学園の理事長であり、大相撲第70代横綱を務められた日馬富士公平氏が来県。本学の福田 裕穂 学長とともに協定書に署名を行いました。    

連携の目的と内容

 本協定は、両校の交流を通じてグローバルな視点を持つ次世代のリーダーを育成することを目的としています。主な連携内容は以下の通りです。
 学生および教職員の相互交流
 新モンゴル日馬富士学園からの留学生受け入れの推進
 共同研究や教育プログラムの実施
 異文化理解を深めるための相互訪問

日馬富士理事長/福田学長のコメント

 日馬富士理事長からは、「生徒たちが目標を持ち、多くの方々との出会いと支えの中で夢を叶えてほしい。秋田県立大学との交流が、世界で活躍する人材を育てる大きな刺激になることを期待している」との力強いお言葉をいただきました。また、本学の福田学長は「多様な人材を本学に迎え入れ、キャンパスの国際化を加速させたい。この連携が、双方の学生にとって世界をリードする一助となることを願っている」と展望を述べました。

 本学は今後、この新たなパートナーシップを通じ、秋田とモンゴルを繋ぐ教育・研究の架け橋として、より一層の国際貢献に努めてまいります。
 

福田学長を表敬訪問

 両校が締結した連携協力協定に基づき、具体的な交流の第一歩を踏み出すための重要な対話の場となりました。懇談の中で、日馬富士理事長からは「モンゴルの意欲ある若者たちが、秋田県立大学の高度な専門知識と技術を学び、母国と日本の架け橋となってほしい」との強い期待が寄せられました。これに対し福田学長は、留学生の受け入れ体制の充実や、本学の特色である農業分野やシステム科学技術分野での教育プログラム提供について、全面的に協力する姿勢を表明しました。さらに、留学支援に留まらず、持続可能な農業技術や環境保護、IT分野における研究者の相互派遣、学生同士のオンライン交流や伝統文化を通じた相互理解の深化など、広範な連携協力についての可能性を示唆しました。
 

大潟キャンパス学生寮「清新寮」視察

 前日の連携協力協定締結に続き、日馬富士公平理事長が大潟キャンパスを訪問されました。今回の訪問は、将来的に同校から本学へ留学する学生たちの「住まい」や「生活環境」を自ら確認したいという、理事長の強いご意向により実現したものです。寮内の見学では、居室の設備や日当たり、学習環境などを丁寧に確認されました。特に、日本の文化でもある大浴場では、その清潔さと広さに強い関心を示され、学生たちがリラックスして交流できる場としての重要性を再確認されていました。また、昼食では、本学の学生たちが日々口にしているものと同じメニューを実食。「栄養バランスが良くとても美味しい。これなら親御さんも安心ですね」と、笑顔で完食されました。「勉強に集中するためには、安心して眠り、しっかり食べられる環境が不可欠。この素晴らしい寮なら、モンゴルの若者たちも秋田の大地で心身ともに健やかに成長できると確信した」との心強いお言葉をいただきました。
 

アグリイノベーション教育研究センター視察

 本学が誇る広大な圃場や、高度な環境制御技術を駆使した最新の生産現場を視察されました。特に、ICTを活用した大規模な高糖度トマトやイチゴのハウスでは、最適な温度・湿度・日射量が自動管理される栽培システムで育てられた作物の品質に深い関心を示されました。視察中、理事長自ら赤く実ったイチゴを手に取り、その香りと糖度に感嘆される場面もありました。「テクノロジーと人の情熱が融合したこの現場は、まさに未来の農業の形。モンゴルの厳しい気候条件下でも、こうした日本の知恵を活かせるのではないか」と、両国の農業協力の可能性についても言及されました。
 

研究室視察(生物資源科学部/秋田キャンパス)

 食・環境・生命の各分野をリードする3つの研究室を視察され、本学が推進する最先端の研究成果と、その社会実装に向けた取り組みについて熱心に耳を傾けられました。

竿燈会による歓迎演技

 連携協力協定締結を祝し、秋田県立大学竿燈会による歓迎演技が披露され、笛の音と「ドッコイショー、ドッコイショー」の力強い掛け声がキャンパスに響き渡りました。竿燈会の学生たちは日頃の練習の成果を結集し、重さ約50kg、高さ12mにおよぶ大若を、手のひら、額、肩、そして腰へと自在に移し替える伝統の技を次々と繰り出しました。日馬富士理事長は、時折驚きの表情を浮かべながら、終始惜しみない拍手を送ってくださいました。