由利管内企業と大学生との意見交換会を開催しました
令和7年11月10日(月)、本荘キャンパスにおいて「令和7年度 由利管内企業と大学生との意見交換会」が開催されました。本意見交換会は、「あきた地域学アドバンスト」(担当教員:経営システム工学科 嶋崎真仁教授)の授業の一環として実施されたものです。
「あきた地域学アドバンスト」は、本学が文部科学省の地(知)の拠点大学による地方創生推進事業の一環として行っている科目で、「地域の課題を自分のものとしてとらえ、考え、解決に乗り出すことができる人材」の育成を目的としています。地域の当事者と協働しながら課題を抽出し、その解決に向けた企画立案を行う、実践的な授業です。
今回は「人材確保の取り組みについて」をテーマに、学生と企業関係者が2グループに分かれて意見交換を行いました。
当日は、学生・企業関係者など傍聴者を含め40名を超える参加者が集まり、活発な議論が展開されました。
意見交換の内容
企業側からは、「採用活動で学生の目を引くための工夫」
「認知度向上のための取り組み」
「気軽に相談や問い合わせができる雰囲気づくり」
「賃上げや適正な人事配置などの課題」
「短期間でも参加しやすいインターンシップの実施」
「OBOGが関わる企業説明会の効果」
など、さまざまな視点で現状と課題が共有されました。
一方、学生側からは、
「長期的に続けられる仕事に就きたい」
「学びが得られる職場環境を重視している」
「人を大切にする会社で働きたい」
「新しい発見があり、専門性を発揮できる仕事がしたい」
「まとまった休みが取りやすい職場を希望している」
といった意見が挙がり、企業側にも学生の就職観や価値観が伝わる有意義な機会となりました。
各グループでの意見交換後には、代表者による成果発表が行われ、参加者全員で内容を共有しました。
学生からは「企業との距離が近く感じられた」「就職活動の参考になった」といった感想が寄せられ、企業側からも「学生の率直な意見が参考になった」との声が聞かれました。
本学では今後も、キャップストーンプログラムなどを通じて、企業との連携をさらに深め、学生が地域を支える人材として成長できる機会を提供していきます。
ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
