本学名誉教授の新著が出版されました
この度、本学の谷口 吉光 名誉教授[環境社会学、食と農の社会学]らの新著『持続可能な社会への転換はなぜ難しいのか (シリーズ 環境社会学講座5) 』が新泉社より刊行されました。
谷口 吉光/編 湯浅 陽一/編
(四六判 312頁 2500円+税)
〈個別の環境問題の解決を社会の転換に結びつけるために〉
持続可能な社会への転換は多くの人に共有されている目標であり、数々の取り組みが行われてきたにもかかわらず、なぜ達成できないのか。不正義の解消と公正の実現を追求しながら、個別の取り組みの成果を社会の変化につなげる道筋を探り、持続可能な社会への転換を達成する方途を考える。
〈なぜ、環境問題の解決は目標に向かって一直線に進まないのだろうか。何が紆余曲折を生み出すのだろうか。本書の立場は、個別の環境問題の一部については部分的に解決しているととらえるものの、社会全体では持続可能な方向に進んではいないと考える。持続可能な社会への転換は、既存の取り組みの延長では実現しないだろう。社会の大きな変化が伴うことを視野に入れておく必要がある。転換の実現は、今ある社会を前提とした常識が変化することでもある。常識を見直しながら必要となる変化に柔軟に対応していくことで、持続可能な社会への転換の道筋がみえてくるのである。――編者〉
▼新泉社Webサイト
『シリーズ環境社会学講座5 持続可能な社会への転換はなぜ難しいのか』
https://www.shinsensha.com/books/7236/
▼researchmap
谷口 吉光 名誉教授
https://researchmap.jp/taniguchi_Akita