秋田市立御所野学院高校の皆さんが本学を見学しました
11月19日(水)、秋田市立御所野学院高校1、2年生の113名が本学を見学しました。今回の訪問は、実際に大学を見学し、将来の進路について考え、学習意欲を高めることを目的に実施されました。
午前は3班に分かれて、本荘キャンパス・アグリイノベーション教育研究センター(AIC)・木材高度加工研究所を見学し、午後は秋田キャンパスを見学しました。
本荘キャンパス
システム科学技術学部および各学科の説明のあと、施設見学を行いました。施設見学では、アンテナの放射特性を測定・評価するための実験室『電波無響室』や創造工房など、特長的な施設・設備を見学しました。情報工学科の画像情報処理研究室の見学では、研究紹介のあと、実際に研究で使われているMR体験用の装置を体験しました。高校生は、大学ならではの研究機器に触れたことで、科学への興味が高まったようでした。

アグリイノベーション教育研究センター(AIC)
はじめに、AICの概要説明と秋田の農業の現状やAICが取り組むスマート農業についての説明がありました。高校生は熱心に耳を傾け、質問をしたりメモをとるなどして理解を深めていました。施設見学では、園芸温室、牛舎、スマート農機の展示など、AICの特長的な施設・設備を見学しました。スマート農機の紹介では、ロボットトラクターや農業用ドローンの実演があり、最先端農業技術がどのように活かされているのかを間近で体感しました。

能代キャンパス
研究紹介では、足立 幸司教授[専門:木材加工学]から『様々な木材加工』と題し、木材の性質や加工方法、木と文化のつながりについて説明がありました。エントランスには、同研究所がこれまで企業と共同開発した様々な製品が展示されており、高校生は、木材を加工した小物に触れたり、足立教授が(株)イトーキと製品化したバネバネ椅子に座ったりするなど、木のぬくもりや魅力を実感したようでした。
秋田キャンパス
生物資源科学部1年の学生5名によるトークセッションと、学生自主研究発表が行われました。トークセッションでは、学部学科を選ぶ際のポイントや、大学生活での取り組みのほか、高校生から寄せられた多数の質問に答えるなど、進路選択の参考になる有意義な機会となりました。応用生物科学科1年の菊地 莉子さん(御所野学院高校卒)からは、自身の高校生活での経験を交えて、高校生へ応援のメッセージを送られ、高校生は輝く先輩の姿に、大学生活への期待を膨らませたようでした。
学生自主研究発表では、生物生産科学科3年の3名から「アボカドの食べ頃を非破壊で予測する方法の検討」、応用生物科学科3年の学生から「酵母からこだわった秋田独自の美味しい米粉パンの開発」の発表がありました。研究成果の発表のほか、早い段階から研究に取り組める環境の利点についても紹介しました。
応用生物科学科1年 菊地 莉子さん
(御所野学院高校卒業生)
秋田市立御所野学院高校の皆さん、ご来学ありがとうございました。
