生物環境科学科 学科長
本学科では、身近な地域から地球規模に至る自然環境や生物資源に関わる問題を、実際のフィールドに密着しながら見いだし、人間生活への生物資源の活用と保全、自然環境の修復と再生などについて教育・研究を行っています。
自然科学と社会科学の両分野にまたがる講義や実習を通じて幅広い視野を身につけた学生は、4つの研究グループ(陸域生物圏、環境管理修復、地域計画、基礎生命科学)のいずれかに進み、次のような研究を行います。
@陸域の生物集団を支える大気・水・土壌・森林資源の成り立ちと、持続的な利用および保全・管理
A生態系の環境保全機能の調査・解析と、質的に悪化した土壌や水環境の修復技術およびその適正管理技術の開発
B地域の生物資源や環境の利用管理の実態を解析し、その適正な利用管理技術および社会システムを構築
C生命と環境の相互作用を分子生物学・物理化学的なレベルで解明
これらの研究を通じて、秋田の山から海、地域社会など様々なフィールドで活動し、学科内外の異なる専門分野の研究者や地域の人々と手を携えながら、人間と生物資源をとりまく環境問題の解決や、環境と調和した生物資源の効果的利用に貢献します。
また、本学科で培った知識やスキルは、環境計量士、技術士補、樹木医補などの資格取得を後押しし、専門的なキャリアの選択肢を広げるとともに、持続可能な社会づくりに活かされます。
過去9年のデータを掲載。秋田県内外を問わない高い就職率は、秋田県立大学卒業生の需要が全国的に高いことを指し示しています。より詳しいグラフは別ページより。
詳細を見る県内就職 9/34
県外就職 16/34
進学率 7/34
1・2年次は基礎科目の履修に重点を置き、3・4年次から8つの研究室に分かれ専門性を高めた学習となります
[植物生理機能、遺伝子組み換え、ゲノム情報]
生物の機能を遺伝子技術で高める
遺伝子導入で植物の性質を考える。
2017卒業 森谷 歩香
2008卒業 神田 大樹
2015卒業 田村 美樹
2013卒業 新井 理沙