「日本短角種」のブランド化に向けたワークショップを開催しました
生物資源科学部アグリビジネス学科の「家畜資源利用推進プロジェクト」では、アグリイノベーション教育研究センターで肥育している、日本短角種(短角牛)のブランド化を目指し、食肉卸業者の株式会社大門商店らと連携して取り組みを進めています。4月24日には、ブランディングに向けたワークショップを開催し、ブランド名やロゴ作成に向けてディスカッションをしました。短角牛は低脂肪・高タンパクのヘルシーな赤身肉が特徴で、一般的な黒毛和種に比べ、穀物よりも牧草などの粗飼料を多く食べ放牧適性に優れています。この特徴を踏まえ、プロジェクトでは、アグリイノベーション教育研究センター内で栽培された牧草・飼料を食べさせ、そのふんを堆肥化し再び栽培に活用するなど、自然環境への負荷を軽減する「資源循環型」により肥育しています。
なお、今回のブランド化は、プロジェクトが確立した「資源循環型」で育てられた本学以外の短角牛にもブランドを活用してもらう方向で検討を進めています。この一連の取り組みを通じて、流通過程で得られた情報や消費者からの意見・感想を、学生教育や研究に還元することにより、さらなる活動推進と畜産振興に繋げることを目的としています。