秋田中央高校のSSH事業「秋田県立大学実験実習」が本学で開催されました
9月4日(水)、秋田県立秋田中央高等学校の1年生を対象とした高大接続事業「秋田県立大学実験実習」が、秋田キャンパスおよび本荘キャンパスで行われました。同事業は、秋田県立秋田中央高等学校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業として、高校と大学の垣根を越えた教育により、科学的基礎力(自然事象について目的を持って観察・実験する力)、および継続的探究力(実験結果について科学的根拠に基づいて考察する力)を育成し、科学技術への興味・関心を高めることを目的に実施しております。
今回は本学教員や学生の指導のもと、本学で行われている最先端の研究(両キャンパスで17講座)に触れて頂きました。大学という最先端の研究現場に触れることで、科学の世界に興味を持ち、大学進学や将来の研究者など人材育成につながる事を期待しております。
★SSH(スーパーサイエンスハイスクール)
文部科学省が科学技術・理科、数学教育を重点的に行う高等学校を「スーパーサイエンスハイスクール」として指定し、理数系教育に関する教育課程の改善に資する研究開発を行う事業で、平成14年度から実施されています。
秋田キャンパスの様子
1年生69名が来学し、4講座に分かれて受講しました。各学科の特長を活かした講座を受講し、これまで未知だった分野に触れる機会となりました。座学だけではなく、実験にも取り組みました。はじめは戸惑いながらの実施となりましたが、先生方やTAのサポートを受けながら真剣に取り組んでいるようでした。
#アグリビジネス学科 の露崎浩教授と大学院生が #シアノバクテリア (スベリヒユ)を試食しています!
— 秋田県立大学 (@Akita_P_U) September 4, 2024
※高校生は試食しておりません pic.twitter.com/P2wxSL8Hoz
本荘キャンパスの様子
1年生97名が来学し、13講座に分かれて学科の特長や研究分野に関連した講座を受講しました。「仮想空間で建築をまるごと設計ーBIM入門ー」講座では、建築設計をデジタル3Dデータで扱い設計デザインの検討をしたり、「熱・流体現象を可視化して理解する」講座では、可視化手法をいくつか体験して、諸現象の物理的な理解を容易にする可視化計測手法の経験をしたりと、演習・実験を通して学びました。専門的な内容に戸惑い苦戦しながらも、本大学の教員・TA学生と協力しながら、自ら積極的に実験する様子が見られました。