HYper Net Akita【学生×企業】学生パネル発表会を実施しました

 令和7年2月20日(木)、本荘キャンパス・カフェテリアにおいて、【学生×企業】事業 学生発表会(実行委員長:機械工学科 鈴木庸久 教授)が開催されました。本発表会は、HYper Net Akitaが、将来の産業界の発展に貢献できる優秀な人材の育成を目指し主催するもので、今回が6回目の開催となります。

 『HYper Net Akita』は、秋田県本荘・由利地域の産業界の自立的・創造的活性化を目指し、広範な業種分野の技術者と研究者、市民が自主的に相集い、互いに研鑽し、相互に連携しあうとともに積極的な情報発信を行う場として、2000年9月29日に設立され、本学も会員として参加しています。

学生発表会

 当日は、システム科学技術学部4年生、システム科学技術研究科の学生が、来場した企業技術者など学外の方に向け、これまで取り組んできた卒業研究等の研究成果をポスター形式でプレゼン発表しました。発表は2グループに分かれ、1時間ごとのコアタイムを設けて発表を行い、広範な業種分野の技術者の皆さんと活発にディスカッションしました。学生にとっては有益な情報交換の場となり、研究意欲の向上や新たな課題の発見にも繋がりました。

 参加した学生からは、「初めての発表で緊張したが、発表を繰り返していくうちにリラックスできた」「少人数で企業の方と濃密に対話できてとても有意義だった」との声が寄せられ、大変好評でした。一方、企業関係者からは「研究内容・質疑応答を含むプレゼン能力の高さに驚きました」「社会実装を念頭に置いた研究も数多く今後の可能性を感じました」、などの感想が寄せられました。

 また、実行委員長の鈴木庸久 教授は、「今回の発表会を通じて、企業に学生の能力や大学のシーズを知ってもらい、さらにその内容をキャップストーンのテーマに活かしていただければと思っています」と感想を述べていました。

 今後も本学では、HYper Net Akitaと連携し、企業×学生の新たなコラボレーションを創造することで、産業界が期待する卓越した人材の育成に努めます。 

企業ブース出展

 発表会後に行われた企業展示では、地域企業6社より展示ブースを出展いただき、自社の事業内容や求める人材、活躍の場について詳しくご説明いただきました。学生はブースでの説明に真剣に耳を傾け、企業や産業界の現状を知ることのできる良い機会になりました。お忙しい中ご参加いただいた企業の皆様、誠にありがとうございました。

表彰式

 発表はコンテスト形式で実施され、最優秀発表の「HYper Net Akita賞」、参加者投票で最も票を集めた発表の「オーディエンス賞」、さらには「企業賞」26名を選定し、HYper Net Akitaの今野 智彦代表(小林テック株式会社 代表取締役社長)から賞状と副賞が授与されました。
<HYper Net Akita賞>
  • 山本 夏生 さん
    (システム科学技術研究科 機械工学コース
    [指導教員:境 英一准教授])
    『3次元再構成法によるトンボ翅の静的・動的可視化および人工翅の試作と評価』
  • 髙橋 伽羅 さん
    (システム科学技術学部 建築環境システム学科
    [指導教員:小幡 昭彦助教])
    『津波入射角が開口を有する建築構造物に作用する抗力に及ぼす影響』


髙橋 伽羅さん(右)


<協賛企業・団体 様>
本事業には多数の企業・団体様から多大なご協賛とご支援を賜りました。厚く御礼申し上げます。
秋田化学工業株式会社 様 / 株式会社秋田新電元 様 / 秋田精工株式会社様 / 羽後信用金庫 様 / Orbray株式会社 様 / 株式会社共進 様 / 小林工業株式会社 様 / 小林テック株式会社 様 / 株式会社三栄機械 様 / 三和精鋼株式会社 様 / JUKI産機テクノロジー株式会社 様 / 積進工業株式会社 様 / TDK株式会社 様 / 東北電力ネットワーク 様 / 日本設計工学会 東北支部 様 / 能代オリエンタルモーター株式会社 様 /丸大機工株式会社 様 / 株式会社森井 様 / 株式会社森井製作所 様 / リコーITソリューションズ株式会社 様

当日の様子

インタビュー動画