知能メカトロニクス通論I 最終競技『屋根雪下ろしトライアル』を開催しました
-知能メカトロニクス学科-
システム科学技術学部 知能メカトロニクス学科では、市販のロボットキットやサーボモーターを用いて、実践的な課題解決に取り組み、解決案を示すPBL講義(プロジェクトベースドラーニング)を実践しています。
知能メカトロニクス通論I(主担当教員:齋藤 敬 教授[専門:医用生体工学])では、実社会での問題解決を目的とし、秋田の雪下ろしをテーマに各種センサーを駆使した雪下ろしロボットの作製を行っています。この講義の仕上げとして、雪下ろしロボットの成果を披露する「屋根雪下ろしトライアル」を1月20日(月)に開催しました。
当日は、11班(各班5~6人)に分かれて、それぞれオリジナルの「雪下ろしロボット」を披露しました。ロボットは雪を模擬したブロックを建築模型の屋根から下ろし、雪捨てエリアへ運ぶという競技を行い、点数を競いました。各チームは、ロボットの性能を最大限に活かすだけでなく、点数を稼ぐための作戦にも工夫を凝らし、白熱した真剣勝負が繰り広げられました。
今回の発表会は多数のメディアにて紹介していただきました!!(順不同、1月27日、13時現在)
☆「雪下ろしロボット」秋田県立大学の学生が製作 成果を発表(NHK秋田 NEWS WEB)
☆ロボットが屋根の雪下ろし!?大学生が「雪下ろしロボ」の製作に挑戦 学びの成果を披露(ABS秋田放送)
☆屋根の雪下ろしを“全自動”で!ロボット開発へ 学生がロボットプログラミングで地域課題に挑む 秋田
(AKT秋田テレビ)
☆秋田の大学生が「雪下ろしロボット」を考案 地域の課題解決について考える機会に(AAB秋田朝日放送)
2024年度の知メカ通論Ⅰ最終競技「屋根雪下ろしトライアル」,1月20日に行いました.
— Takashi Kei SAITO (@Takashi_K_SAITO) January 22, 2025
毎年ルールを改訂しており,今回「機体のサイズは作業中にフィールド外枠から出ないこと」が追加,
前は枠から出る機体が多く,隣家を傷付けそうだったのですが,結果,運搬ロボはガンダムF91的に小型化しました. pic.twitter.com/zF2S2x3Khs
競技概要
フィールドは塀で囲まれた戸建て住宅を模擬したもの。フィールドの端に雪捨てエリアがあり、屋根に雪を模擬したブロックが20個置かれている。ロボットは雪ブロックを屋根から落とすと1点、雪捨てエリアに運ぶと2点、トラック荷台に搬入するとさらに3点が加算される。フィールド外にブロックが落ちるとマイナス4点。ロボットは自動操縦とし、制限時間は3分。問題があれば中断して修理・調整が可能。使用するロボットはLEGO Mindstorms EV3で、輪ゴム4本を自由に使えるが、輪ゴム同士の連結は禁止されている。
フィールドと学生が作成した雪下ろしロボット
発表会前の打ち合わせ
発表会前にロボットの調整
議論した痕跡が残るホワイトボード
作成したロボットについてのプレゼンテーション
競技中
セッティング中
初期位置に戻すか修理をするかで悩むキャプテン
発表会の結果について伊東良太 准教授と会話
たくさんのメディアの方に取材していただきました
学生もインタビューされました