本学修了生が日本VR学会で学術奨励賞を受賞しました

 令和5年9月12日~14日に東京たま未来メッセで開催された、第28回日本バーチャルリアリティ学会年次大会において、システム科学技術研究科総合システム工学専攻情報工学コース/画像情報処理研究室2年(発表当時)の藤原美樂さん(鹿角市出身)がポスター発表および技術展示を行い、「技術・芸術展示部門学術奨励賞」を受賞しました。
 本賞は、バーチャルリアリティの学術分野の発展において将来にわたって貢献が期待できる論文に対して、学術奨励賞を賞するもので、藤原さんは、研究の意義やプレゼンテーション技術のみならず、展示した技術が高く評価されました。

研究発表タイトル・発表者
対象論文 技術・芸術展示部門
「不可視要素を可視化したVR理科教材の構築と自習用途としての評価」
藤原美樂、寺田裕樹、猿田和樹、陳国躍

研究概要

 VR技術を活用することで、実験や観察の技能を身に着け、探究する力と態度を養うことが期待できる。しかし、授業計画の構築において指導者の工学的知識の不足などにより、VRを利用したシステムの導入が困難な場合がある。本研究では家庭での自習を想定し、不可視要素を可視化した実験体験が可能なVR理科教材を構築した。本発表では大学生を対象としてVR理科教材と教科書による自習の効果を比較した結果について報告する。

受賞コメント

 この度は、日本バーチャルリアリティ学会の第28回大会で学術奨励賞を受賞し、大変嬉しく思います。このような栄誉を得ることができたのは、寺田先生や研究室の皆様からの指導や助言のおかげです。心より感謝申し上げます。今回の受賞経験を励みに、日々精進して参ります。