「第15回ソウゾウの森会議」が開催されます
2024年度より本格型に昇格した、COI-NEXT『森の価値変換を通じた、自律した豊かさの実現拠点』プロジェクト。JSTの助成(最長10年間)をもとに、民間資金や技術および人材を取り込みながら、秋田の豊かな森林資源に新たな価値を生み出す様々な研究開発を加速度的に推進していきます。
その一環として取り組む《ソウゾウの森会議》、第15回は大館市の粕田(かすだ)地区と鳥潟(とりがた)会館を舞台に、「家〜私の暮らしをつくる〜」をテーマに開催します。
第1部は、地域の伝統と文化を守る活動が活発な大館市粕田地区が舞台です。粕田地区で農家民宿「酒こし舞」を営む山内俊隆さんは、訪れる客に農業体験や地元の食文化の体験を提供することで、秋田・大館の魅力を広めていますまた、山内さんは地域の古民家の管理にも積極的で、この地域で長年麹屋として使われてきた大きな屋敷が空き家になってからも、地域ぐるみで管理をしていました。
この元麹屋の屋敷をリノベーションし、カフェの営業に向けて準備を進めているのが、今年5月に大阪から移住し、大館市地域おこし協力隊に着任した村岡幸成さんです。この古民家をきっかけに山内さんと出会い、村岡さんが粕田地区に移住を決断した理由に「山内さんの存在がとても大きい」と言います。
第1部では、山内さんから粕田地区での暮らしや、地域の文化を守っていくことを大切にしている理由について、村岡さんにはあえて「この地域に住みたい」と考えた背景や現在の暮らしについてお話を伺います。
第2部では、長年この地域で守られてきた鳥潟会館を会場に、広島県尾道市から、NPO法人 尾道空き家再生プロジェクトの代表理事である豊田雅子さんをゲストにお迎えして、尾道でのエネルギーに頼りすぎない生活や、車中心ではない尾道らしい暮らし方がどのように営まれているかについてお話を伺います。続くワークショップでは、参加者自身が暮らしに求めるものや、そこにはどんな「家」での暮らしが想像できるか、また、その家が置かれている環境として、どんな地域を創造していくべきか考えてみます。
日時
令和6年9月28日 土曜日 12:30~16:30(※12:30大館駅ロータリー集合)
会場
<集合場所>大館駅ロータリー
住所:〒017-0044 秋田県大館市御成町1丁目3
<第1部会場>
会場:大館市粕田地区の古民家
住所:〒017-0004 秋田県大館市粕田村西2
アクセス:https://maps.app.goo.gl/UTxcho2hX1Jv1oRs7
備考:第1部から参加される方は原則12:30大館駅集合からのバス移動をお願いします。
大館駅周辺の駐車スペースは秋田犬の里をご利用ください。
集合時間に間に合わない場合は上記住所まで各自でお越しください。
<第2部会場>
会場:鳥潟会館
住所:〒017-0005 秋田県大館市花岡町根井下156
アクセス:https://maps.app.goo.gl/ZjMhtPk6K2j7XC1V8
備考:第2部から参加される方は各自で会場までお越しください(駐車スペースあり)。
内容
・テーマ
家〜私の暮らしをつくる〜
・プログラム
第1部 ツアー(12:20 受付開始)
12:30 大館駅ロータリー集合、その後バスで移動
13:00-14:00 粕田地区の文化や家・暮らしから、「暮らしよさ」を考えるツアー
※軽食として農家民宿「酒こし舞」の味噌つけたんぽを頂きます。
第2部 会議(14:00 受付開始)
14:30-14:40 ソウゾウの森会議について
14:40-15:30 トーク「尾道らしい暮らし方から考える”家”と”地域”」 豊田雅子
15:30-16:20 ワークショップ「”私らしい暮らし方”をソウゾウしてみよう」
16:20-16:30 クロージング
懇親会
18:00-21:00 懇親会(いなかや)
本場大館きりたんぽ鍋つきのコース料理とともに、秋田の地酒をいただきます。
【ゲスト】
豊田 雅子 | NPO法人「尾道空き家再生プロジェクト」代表理事
尾道市生まれ。関西外語大学卒業後、大阪の旅行代理店で海外旅行の添乗員として勤務。尾道にUターンし、2008年に尾道空き家再生プロジェクトを設立。これまでに約20軒の空き家を再生し、大家と借り手を仲介する「尾道市空き家バンク」事業では約150軒のマッチングを実現。
【ホスト】
三澤 雄太 | NPO法人あき活Lab 理事長
元大館市地域おこし協力隊。大館市に定住し、空き家にまつわる各分野の専門家が在籍する「空き家のよろず相談窓口」として、NPO法人あき活Labを設立。行政と連携した空き家相談会やセミナーの開催に加え、家財整理の課題も解決した「そのまま賃貸」の取り組みなどユニークな手法で空き家の利活用に取り組む。
参加費
第1部・第2部:無料懇親会:6,000円 きりたんぽ鍋+秋田の地酒(いなかや)
参加申込
次のURLよりお申し込みください。・「第15回ソウゾウの森会議」を開催します(情報発信サイト「ソウゾウの森」)
https://akita-sozonomori.com/news/20240822/
問い合わせ先
国際教養大学 応用国際教養教育推進課MAIL:research@aiu.ac.jp
TEL:018-886-5905
ソウゾウの森会議とは
ソウゾウの森会議は、自分らしい生き方を想像し、秋田という風土のなかでの暮らし方と働き方を創造する人々が集う場所です。参加するひとりひとりを木に見立て、回を重ねるなかでお互いの成長を感じ合いながら、やがてみんなでひとつの森(=生態系)ををつくっていくというイメージです。
その森から、自分らしい生き方をする人たち、創造的な仕事をする人たちが自然発生的に生まれてきたら素敵じゃないでしょうか、そんなことを思い描いています。