【スマート農業指導士育成プログラム】農業機械データ 利活用概論・演習
11月19日(火)、アグリイノベーション教育研究センターで、「令和6年度スマート農業指導士育成プログラム」における、「農業機械データ 利活用概論・演習」を実施しました。
本年度のプログラムには、農業従事者や行政職員、農業法人・団体など20名が受講しており、スマート農業を生産現場で実践するため、ロボット技術、ICT・IoTなどスマート農業の普及に係る幅広い分野について、年間33科目67時間の座学・演習を履修しています。
本演習では、(株)クボタから講師をお招きし、KSAS(クボタが開発した圃場管理システム。圃場・作物・作業者・資材など、農業生産に関わる情報をクラウドで管理できるシステム)について講義と演習を行いました。
講義では、KSASを利用することで、圃場を電子地図を使って管理できるようになるほか、作業記録が簡単に作成でき、作業の進捗状況を一目で把握できることがわかりました。また、作付計画に基づいて資材費の計算も可能となり、より効率的な農業経営を支援することができることを学びました。実習では、実際に圃場を登録してみたり、作付計画や作業日誌を作成してみたりしました。
受講生は、はじめてKSASに時折苦戦している様子が見られましたが、次第にその有用性と便利さを実感している様子でした。受講生の皆さんには、本システムの生産現場での活用などにより農業経営の「見える化」を実現し、スマート農業技術の実装およびスマート農業の普及に大きく貢献いただくことを期待しております。