令和6年度キャップストーンプロジェクト発表会(経営システム工学科)を開催しました
1月30日(木)、本荘キャンパスにて、「キャップストーンプロジェクト発表会(経営システム工学科)」を開催しました。
「キャップストーンプロジェクトは、本学が令和5年9月に策定した「秋田県立大学ビジョン2033
」にもとづき、自治体、企業、法人等が現場で直面している課題や実社会における諸問題を学生が企業との連携により解決策を導き出す実践型演習科目で、令和6年度の後期授業から、経営システム工学科を含むシステム科学技術学部の3学科で先行スタートしました。
発表会では協力団体から挙げられた課題(課題の一覧はこちら)に対して学生が半年かけて課題解決に取り組んだ成果を発表しました。発表ではスライドを用いた発表だけではなく、作成した動画を発表するなど工夫を凝らした発表を行いました。発表後には、協力団体から「何度も会社に足を運んでくれて、課題を的確に把握してもらった。動画を会社で流したら称賛の嵐だった」、「県立大学の学生の皆様の新たな視点やアイデアが、企業と学生の意見のギャップを埋め、プロジェクトの進行に大いに貢献してくれた」、「間接部門の業務改善として、実務に耐えうる改善案を提示してくれた」といったコメントが挙げられました。
発表会後の講評では、協力団体から「同じ課題をテーマにしている企業同士でのつながりを作ることで、より良い成果を生む可能性がある」、「大学生や高校生と企業のつながりを強化し、産学連携を活用して地域貢献を進めたい」といったコメントが挙げられ、来年度以降の参考になる貴重な意見をいただきました。
今後は、今年の5月に各学科合同で行われる発表会に向けて発表内容などを精査していく予定です。
課題、業種、実習内容一覧
課題 | 業種 | 実習内容 |
---|---|---|
会社案内動画(Uターンを含む採用動画) | 保険 | 中途採用や会社紹介につながる動画の作成 |
大学生等の県内定着・回帰の促進(採用イベント活性化) | 自治体 | 東京での交流カフェの企画・実施 |
県内学生に紙面もしくは電子版を有料購読してもらうための仕掛け | マスコミ | 学生電子版のインタフェース提案 |
『あきらめない在宅介護』の広報戦略 | 介護 | 「レンジでケアごはん選手権」の提案・実施 |
新卒採用のための背景調査と広報資料作成 | 小売 | インスタグラムのデザイン・フォーマット作成・動画の作成 |
「銀行アプリ」の課題掘り出しと改善施策の立案 | 金融 | 学生向け講演会の企画・実施 |
技術者人材の確保・定着のための背景調査、環境整備 | IT | 1日インターンシップの学内実施 |
自社の間接部門のDX化 | IT | 予算、実績管理システムの構築(ノーコードによるプログラム) |
SDGs循環型社会への貢献 | 製造業 | モノづくり体験プログラム実施(由利工業高校) |
生産計画・人員・在庫・製造リードタームの最適化 | 製造業 | 生産シミュレータによるボトルネック工程の挙動調査 |
発表会の様子
発表の様子
キャップストーン制度委員長の嶋崎真仁 教授
発表に耳を傾けている協力団体の関係者
発表後には協力団体の方からコメントをいただきました
発表会後に協力団体の方と意見交換を行いました