本学大学院生の発表論文が日本建築学会大会若手優秀発表賞を受賞
本学大学院生の発表論文が
2024年度日本建築学会大会(関東)学術講演会の若手優秀発表賞を受賞
-建築環境システム学科-
現在、システム科学技術研究科総合システム工学専攻、環境計画学研究グループに所属している大学院生・河原大樹さんの発表論文「日本のオフィスビルにおける熱的快適性の適応モデルの開発とメカニズムの解析 その19 田園型小規模ZEBオフィスにおける熱的快適性の評価と温熱環境適応の実態」が2024年日本建築学会大会(関東)学術講演会の若手優秀発表賞を受賞しました。
研究室教員からのコメント
日本建築学会大会学術講演会は、毎年、全国規模で開催される学会であり約7,000題の研究発表がされます。河原さんが専門とする建築環境工学分野での発表は約1,200題になります。今回受賞された若手優秀発表賞は、30歳未満の発表者のうち上位10%が受賞できる名誉ある賞になります。審査の観点は、研究の新規性、独創性、信頼性、学術的意義、発表と質疑の的確性であり、それらの全てが評価されます。
河原さんの発表論文は、国際的に注目されている室内での環境適応(アダプティブ)の課題について、秋田県をフィールドとした数年にわたる調査をまとめたものになります。本論文では、郊外のオフィスで働く執務者が、熱的に快適と感じる環境をどのようにして創り出しているかを追求しています。建築のハードな環境性能のみならず、執務者の一人一人の環境に適応する行動が、「快適」や「不快」の判断に大きく影響していることを実証的に示しました。河原さんの綿密な分析結果は完成度が高く、発表会場での的確な質疑が高く評価されたと思います。この度の受賞、おめでとうございました。
河原さんの発表論文は、国際的に注目されている室内での環境適応(アダプティブ)の課題について、秋田県をフィールドとした数年にわたる調査をまとめたものになります。本論文では、郊外のオフィスで働く執務者が、熱的に快適と感じる環境をどのようにして創り出しているかを追求しています。建築のハードな環境性能のみならず、執務者の一人一人の環境に適応する行動が、「快適」や「不快」の判断に大きく影響していることを実証的に示しました。河原さんの綿密な分析結果は完成度が高く、発表会場での的確な質疑が高く評価されたと思います。この度の受賞、おめでとうございました。