2024年度より本格型に昇格した、COI-NEXT『森の価値変換を通じた、自律した豊かさの実現拠点』プロジェクト。JSTの助成（最長10年間）をもとに、民間資金や技術および人材を取り込みながら、秋田の豊かな森林資源に新たな価値を生み出す様々な研究開発を加速度的に推進していきます。
　その一環として取り組む《ソウゾウの森会議》、第14回は秋田市文化創造館を舞台に、「失敗から学ぶ」をテーマに開催します。

　全米ナンバーワンの起業家育成の実績を持つバブソン大学で「起業家の失敗学」を教える山川恭弘氏を迎え、山川さんの思考を共有するトークと失敗をポジティブに捉えるワークショップを、実際にアメリカで行われる授業を再現する形で行います。尚、その前に参加者同士の交流を促す場づくりの機会として、文化創造館の屋外エリアで「居心地の良い空間」を皆で作り、くつろいでみます。空間ディレクションは美術家・前館長の藤浩志氏です。

　会場となる秋田市文化創造館は、秋田駅から程近く、図書館やコンサートホール、美術館など多くの文化施設に囲まれた位置にあります。旧秋田県立美術館を改修し、2021年に開館して以降、日々、多様な活動や表現が出会い、生み出されています。何かが動き始めた時に失敗はつきものです。それらを否定するのではなく次の展開に活かし、動き続けることこそ、創造的な道につながるのではないでしょうか。文化創造館の日常をぜひ一緒に楽しみましょう。

・テーマ
　失敗から学ぶ

・プログラム
　第1部 ワークショップ（13:45 受付開始）
　　14:00〜15:30　居場所づくり

　第2部 会議（16:00 受付開始）
　　16:15～16:20　ソウゾウの森会議について
　　16:20～17:10　トーク
　　17:15～18:00　ワークショップ
　　18:00～18:15　クロージング

　交流会
　　18:30～19:30

【ゲスト講師】
山川 恭弘 | バブソン大学 アントレプレナーシップ准教授
起業道、失敗学、経営戦略の分野で教鞭をとる。ピーター・ドラッカー経営大学院にて経営学修士課程（MBA）修了。テキサス州立大学にて国際経営学博士号（PhD）取得。数々の起業・経営コンサルに従事するとともに、自らもベンチャーのアドバイザリー・ボードや社外取締役を務める。ベンチャーカフェ東京共同創立者・顧問。アントレプレナーシップに関する多数の学術論文を執筆。近著：「バブソン大学で教える世界一のアントレプレナーシップ」（講談社）。経済産業省推進「J-Startup」推薦委員、文科省起業教育有識者委員他。

【ホスト】
芦立 さやか | 秋田市文化創造館 ディレクター
北海道生まれ、武蔵野美術大学芸術文化学科卒業。BankART1929（横浜）、東山アーティスツ・プレイスメント・サービス実行委員会（現：一般社団法人HAPS）等、さまざまな文化施設や団体で勤務したほか、フリーランスで展覧会制作やアーティストのマネージメント等に従事。2010年、アーティスト・イン・レジデンスのコーディネートを行うResidency Unlimited（NY）に文化庁新進芸術家海外研修制度派遣で参画。2021年より秋田市文化創造館に勤務し、2022年より現職。