「JPX起業体験プログラム2024」株主総会が開催されました
経営システム工学科3年次のカリキュラムや地元の高校の授業でも取り入れられている本プログラムは、模擬ビジネスを行う株式会社を模擬登記で設立し、実際に事業を展開、決算、さらには会社解散までの一連を実体験できる起業教育プログラムで、本年度のプログラムには4社(県大生3社/西目高校1社)がエントリーしました。
模擬株式会社(6月15日 本荘キャンパス)
各社は、地域の名産や食材等を活用した模擬会社のビジネスプランを、ベンチャーキャピタル役の地元企業経営者らに熱く事業をプレゼンしました。学生たちは、ハラハラ、ドキドキしながらも投資家からの質問にしっかり答え、自分たちが考え抜いて立案したビジネスプランの魅力を伝えることに成功、資金調達にこぎつけました。その後、模擬株式会社設立に向けた資料を作成し、行政書士の確認を経て会社を設立しました。株式会社 SOY(ソイ)/秋田県立大学
株式会社 晴風(セイラン)/秋田県立大学
株式会社 プチプレジャー/秋田県立大学
株式会社 Cruffy(クルーフィー)/西目高校
「わかものみせ2024」(8月3日ー4日 由利本荘市文化交流館カダーレ)
投資家から経営上のアドバイスをいただきビジネスプランをブラッシュアップした各社は、「わかものみせ2024」で模擬店を出店し商品を実際に販売しました。なお、投資家であるベンチャーキャピタル役は、地元の企業経営者等として活躍する本学卒業生らが務め、経営上のアドバイスをいただきました。株主総会(9月28日 羽後信用金庫「しんきんプラザ」)
販売活動後、決算書類を作成し、現役の税理士や公認会計士による監査を受け、当日の株主総会に臨みました。株主総会では、各社から販売の成果や利益、配当金額、自己資本利益率等について報告を行い、会場の承認を得て模擬会社を解散しました。各社の事業の総括では、「利益を実現するための戦略が展開できず、売り上げ計画と実際の売り上げに差が出てしまった」「1日目の販売状況をみて、2日目は価格や仕入れ数の改善を行った」「販売数が増えなかった時に新たにメニューを増やすなど工夫した」「値下げのタイミングを考えて運営した」「事前の広報や店舗の装飾などきめ細かく対応するべきだった」など、様々な意見が報告されました。また、自己資本利益率が最も高かった、株式会社 SOY(ソイ)/秋田県立大学[大学部門]、株式会社 Cruffy(クルーフィー)/西目高校[高校部門]に「優秀賞」が授与されました。さらに、チャレンジングな商品展開を行った株式会社 Cruffy に「感動賞」、見事な経営手腕とプレゼン能力を発揮した株式会社 SOYに「JPX賞(日本取引所グループ)」がそれぞれ授与されました。
ボナンザクリエイト合同会社代表 泉谷 赳馬 さん
経営システム工学科卒(2014年度大学院修了)
スタートアップ企業の経験を経てフリーランスとして活躍中
2015経営システム工学科卒 後藤 将弥 さん
LocalQuest 代表 高橋 新汰 さん
2018年度機械知能システム学科卒業
経営システム工学科 嶋崎 真仁 教授
特定非営利活動法人イノベヤ 理事長
特定非営利活動法人イノベヤ 石井事務局長
自己資本利益率が最も高かった株式会社SOY
大学生部門優秀賞・JPX賞
株式会社SOY(ソイ)/秋田県立大学
高校生部門優秀賞・感動賞
株式会社 Cruffy(クルーフィー)/西目高校
本プログラムは、起業プロセスや会社経営の実体験を通して、起業やビジネス、経済の仕組みについての理解を深めるだけではなく、次世代を担う起業家マインドを持った人材、企業等で新しい事業に挑戦したり組み立てたりすることのできるリーダーを育成することが期待されています。今回参加された皆さん、将来の選択肢の一つとして起業も視野に入れ、新しい価値やビジネスを創造できる人材になってください~♪将来の活躍を期待しています!