【いつでも青春キャンパス】仕立て方で成長が変わる?ナス3品種で栽培実験
シニア大学生の菅原文夫さん(74歳)は、自宅で約200坪の畑で様々な野菜作りを実践していますが、害虫被害や病気の発生に悪戦苦闘しており、害虫や病気に侵されない育て方や環境の整え方、効果的な対処法を学ぶため、いつでも青春キャンパスに応募しました。
現在、生物生産科学科の櫻井健二教授[園芸育種学]の指導の下、枝の仕立て方や誘引方法(支柱などへの固定法)の違いによるナスの収量の差について研究しています。
最初に出た枝など勢いがある3本を残す「3本仕立て」や、残す枝の本数を限定しない育て方など、計3パターンで白ナス・大長ナス・水ナスをそれぞれ栽培しています。収穫期の8・9月は手塩にかけて育てたナスの重量を一つ一つ測り、データ収集を進めています。
「どの仕立て方も同じくらいの収量のイメージだけど、実際のところはどうかな。キャンパスの畑と自宅の畑との往復は楽しい!!」と菅原さん。今後は、収集したデータを統計分析し、研究結果としてまとめていきます。
【生涯学習プログラム『いつでも青春キャンパス』】
65歳以上の方を「シニア大学生」として1年間、本学で受け入れ、在学生と一緒に学習や研究、課外活動に取り組む生涯学習プログラムで、65歳から75歳の15人が学生と共に講義を受けたり、サークル活動に参加したりして、キャンパスライフを満喫しています。