あきた地域学アドバンストで「データサイエンティスト育成を目指したワークショップ」を開催!!
学部生を対象とした「あきた地域学アドバンスト(担当教員:経営システム工学科 嶋崎真仁教授)」授業の一環として、12月16日、本荘キャンパスにて、東日本電信電話株式会社秋田支店の協力のもと、「データサイエンティスト育成を目指したワークショップ」を開催しました。今回のワークショップは、まちの課題と課題解決をテーマとして、データ分析の重要性とデータサイエンスのスキルの習得を目的として開催されました。
本ワークショップでは、まず最初にNTT東日本の「生成AIソリューション」を活用し、県別に総合計画等のドキュメントを格納した「AIコンシェルジュ」との対話から、まちの課題を把握するためのヒントを得ました。「AIコンシェルジュ」には、RAG(テキスト生成と情報検索技術を組み合わせたモデル)が使用されており、ChatGPTなどの大規模言語モデルによる一般のテキスト生成AIよりも目的に合わせた質の高い文章を提供することが可能です。今回はその出力結果を基に、RESAS(産業構造、人口動態、流動人口などを可視化する官民ビッグデータシステム)などのデータ統計サイトを活用し、出力内容の裏付けを取りつつ、まちの現状を把握しました。さらに、AIコンシェルジュを効果的に活用し、SWOT分析(Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4要素で外部環境と内部環境を分析)を行い、ディスカッションを経てその結果を発表しました。
受講生は生成AIを活用したデータ分析にはじめて取り組んだこともあり、苦戦している様子も見受けられました。しかし、AIコンシェルジュからの質の高い回答に驚いているようでした。このワークショップをきっかけに生成AIの利活用やデータサイエンスに取り組むきっかけになることが期待されます。
RESASの結果を基に議論
生成AIの出力を基にダッシュボードを作成
ディスカッションの様子
ディスカッションの結果を発表