令和6年度北海道・東北地域大学附属農場協議会及び教育研究集会を本学で開催しました
8月29日(木)~30日(金)、アグリイノベーション教育研究センター(AIC)を会場に、「北海道・東北地域大学附属農場協議会及び教育研究集会」が開催されました。
本協議会及び教育研究集会は全国大学農場・センター等の運営並びに学生教育等に関する諸問題を協議し、農場等における研究・教育の充実、発展を図ることを目的としています。
協議会では、「スマート農業などの最新の技術を取り入れた演習・実習メニューの導入業況」をテーマに話し合いが行われました。本学からは、アグリイノベーション教育研究センターの 西村 洋 センター長・特任教授が「秋田県立大学におけるスマート農業に関する実習・演習メニュー」と題して発表を行い、導入したスマート農業機械や集中講義として開講される「スマート農業入門」について説明しました。
教育研究集会では、本学からは布谷 未帆技能スタッフと小林英 介技能スタッフが発表を行いました。布谷技能スタッフは「AICと学科プロジェクトとの連携教育」と題して家畜資源利用促進プロジェクトがAIC牛舎を利用して行う「繁殖管理学分野」と「家畜飼養管理学分野」の実習、さらにはAICで生産された牛肉販売について紹介を行いました。小林技能スタッフは「大潟村のフィールドで行われている【企業】【福祉施設】【学生】【子供たち】との交流」と題して、地域企業との新しい特産品の開発や地域の福祉施設と学生とのコラボ商品の開発、学生と子供たちとの田畑を通しての交流について発表を行いました。
技術職員懇談会、教員懇談会では、協議会や教育研究集会での発表に対する質問点や疑問点を元に活発に議論が行われました。視察研修では、牛舎やAICの広大な圃場などを視察し、施設の管理方法や大潟村特有のドローンの操作方法などについて質疑が多く行われました。
閉会後、大潟村干拓博物館・道の駅直売所の見学が行われました。道の駅直売所では小林技能スタッフの発表で取り上げられた「AICで出荷できないB品が出てきてしまう」、「産直センターで販売物を増やしたい」、「福祉施設で就労者の働ける場所をより多く提供したい」という3つの思いを解消するために開発された限定コラボ商品のトマトドレッシングと金平糖が販売されており、多くの関心を集めていました。
協議会の様子
アグリイノベーション教育研究センター センター長
西村 洋 特任教授
教育研究集会の様子
布谷 未帆 技能スタッフ
教育研究集会の様子
小林 英介 技能スタッフ
教員懇談会の様子
技術職員懇談会の様子
視察研修:牛舎
視察研修:ドローン操縦
視察研修:スマート農機
干拓博物館見学の様子
道の駅直売所見学の様子
出荷できないB品のトマトを使用したドレッシング
出荷できないB品のラズベリーを使用した金平糖