【スマート農業指導士育成プログラム】最終課題発表会を行いました
令和7年3月3日(月)、アグリイノベーション教育研究センターで、「令和6年度スマート農業指導士育成プログラム」における「最終課題発表会」を実施しました。
本年度のプログラムには、農業従事者や行政職員、農業法人・団体など20名が受講しており、スマート農業を生産現場で実践するため、ロボット技術、ICT・IoTなどスマート農業の普及に係る幅広い分野について、年間33科目67時間の座学・演習を履修しています。本発表会は、プログラムの集大成として受講生の皆さんが学んだことを活かし課題に取り組んだ成果を発表しました。また、本発表会には、令和6年1月1日に発生した石川県能登地方の地震による被害を受けた石川県の復興支援の一環として、オンデマンド講義の視聴や圃場での演習に参加していた石川県の若手生産者も参加し、発表を行いました。
発表会では、まず現在の農業の現状を詳細に分析し、農業が抱えるさまざまな課題を明確にしました。その後、スマート農業を導入することで解決できる具体的な課題を示し、目標設定を行いました。これに基づき、技術的な提案や革新的なアイデアを紹介しました。それだけではなく、農業の持続可能性や効率を向上させるために必要な営農計画の提案も行いました。さらに、これらの新しい取り組みを地域や農業従事者に広めるための普及活動計画についても詳しく説明し、実際の導入に向けたステップやアクションプランを提示しました。
受講生は発表するにあたり、審査員をはじめとする聴講者の前で緊張している様子でしたが、プログラムでの学びと経験を基に堂々と発表を行いました。また、石川県の若手生産者の方からは「今回の研修会で年間通して学んだことを石川県の農業に活かしていきたいと思います」と感想を述べていました。今後、本発表会の結果を採点、評価したのちに修了認定会議が行われたのちに、3月26日(水)に行われる修了式で「スマート農業指導士認定証書」が授与される予定です。
発表会の様子
発表の様子
石川県の農業関係者の方も発表しました
審査員とも議論しました
他の方の発表も熱心に聞いていました