新世代モータ特性評価ラボで特別講義を実施しました

 12月5日(木)、新世代モーター特性評価ラボ(旧種平小学校跡地)にて特別講義を開催しました。

 本講義は、航空機電動化システム研究開発の拠点施設を視察し、秋田県が推進する先進的な取り組みの意義を理解することとともに、科学技術への関心を高めるために実施されました。当日は、本荘高校と由利工業高校の生徒と教員の25名が参加しました。

 まずはじめに、電動化システム共同研究センターの概要について説明がありました。説明の中で、電動化システム共同研究センターの目的として、航空機システムの電動化や航空機以外の電動化システム全般への応用展開を図ることにより、研究開発成果を県内製造業の高度化や競争力強化につなげ、地域雇用や人材育成を目指すことが述べられました。

 概要説明の後、新世代モーター特性評価ラボを見学しました。見学では、国内最大級のモーターベンチや、単通路型航空機の機体を再現した電線路を実際に見ることができました。参加者からは実験中の安全管理についての質問が飛び出すなど関心の高さが伺えました。

 最後に、航空機の電動化と秋田での研究開発をテーマに地域連携・研究推進センターの梅木 康由 特任准教授が講義を行いました。講義の中では、航空機の歴史や航空機について学ぶ上で重要になってくる大学の学問分野に関する話題が触れられました。ほかにも、研究開発の成果として航空機推進系大出力モーター(ハルバッハモーター)試作品の開発事例にも触れ、非常に盛りだくさんの内容となりました。講義後には多くの質問が寄せられ、有意義な時間であったことがうかがえました。


概要説明


単通路型航空機の形状を模した電線路の見学


秋田大学 沓澤 特任教授による施設見学


地域連携・研究推進センターの梅木 康由 特任准教授の特別講義


メモを取りながら熱心に講義を聞いていました


講義後には多くの質問が寄せられました