大仙市立西仙北中学校の2年生が本学を見学しました

 11月15日(金)、大仙市立西仙北中学校2年生48名が秋田キャンパスを見学しました。
 今回の見学は、キャリア学習の一環として実施され、今後の進路選択に役立つ機会となることを目的として実施されました。

大学概要説明

 大学の概要説明では、本学の学部・学科の特色のほか、大学の意義や目的、大学と中学校との違いなどについて理解を深めていただきました。大学生の時間割を見た際には、柔軟で自由度の高いスケジュールに驚いた様子でした。また、メモを取りながら一生懸命に耳を傾け、学生の就職先や本学の地域貢献活動などについて積極的に質問するなど、意欲的な姿勢が見られました。
 

施設見学

 施設見学では、図書館やバイオテクノロジーセンターを中心に見学したほか、教員や大学院生が取り組んでいる研究を紹介しました。 

 バイオテクノロジーセンターでは、生物が鉱物をつくる現象であるバイオミネラリゼーション機構の解明を目指す、応用生物科学科の 尾崎 紀昭 准教授の指導の下、イネや猫の毛を、ナノ単位(1nmは10億分の1m)で高解像度の表面観察が可能な「走査型電子顕微鏡(SEM)」で観察しました。中学生からは、「わーすごい!未知の世界!」「この電子顕微鏡の値段はいくら?」「バイオミネラリゼーションって何?」など、次から次へと質問が上がり、中学生の関心の高さを感じました。

 「秋田から世界のロマンを覗く応用生物科学科 尾崎 紀昭 准教授」(【ROOTS THE MOVIE 】にリンク)

 学部棟Ⅲでは、生物生産科学科植物生態生理研究室曽根 千晴 助教から、異常気象や不良環境下でも実現可能な作物の栽培方法、また、同研究室の生物資源科学研究科  金 俊輔 さん(博士前期2年)からは、普段光りが当たらない野菜の「根」に光を照射した場合の植物の成長と栄養成分の変化に関する研究をご紹介いただきました。

 図書館では、ずらりと並んだ約32万冊の蔵書と館内の明るく開放的な空間に驚いている様子でした。自由に会話や飲食ができてストレスフリーな学習環境を提供する「ラーニング・コモンズ」では、木材高度加工研究所の足立 幸司 教授が(株)イトーキと製品化した「バネバネの椅子」の不思議な座り心地を体感いただくなど、大学図書館の魅力と奥深さを感じていただきました。
 


研究室の学生さんにもご協力いただきました


「根」に光を当てると野菜の成長や栄養はどう変わる?


「バネバネの椅子」 不思議な座り心地~


2000分の1スケールの模型で広大なキャンパスをチェック


学生自主研究パネル展示


秋が深まる秋田キャンパスを満喫♪

 今回の訪問が、将来の進路を考える上で、参考になれば幸いです。
 西仙北中学校の皆さん、ご来学ありがとうございました!