本学大学院生が日本水処理生物学会でベストプレゼンテーション賞を受賞しました

 11月8日(金)から10日(土)にかけて金沢工業大学(扇が丘キャンパス)で開催された、日本水処理生物学会第56回大会において、本学大学院生物資源科学研究科の岩谷文香さん(生物資源科学専攻2年)が学生口頭発表優秀賞(ベストプレゼンテーション賞)を受賞しました。 岩谷さんは、学部生時代から宮田 直幸 教授、岡野 邦宏 助教の指導の下、直向きに熱意を持ち続け、コツコツと研究に取り組んだ結果、本賞の受賞に繋がりました。

★研究発表タイトル
「八郎湖底質に堆積したMicrocystis属細胞の回帰ポテンシャル」
   岩谷文香・岡野邦宏・千葉貴文・藤林 恵・宮田直幸

★研究概要
 秋田県八郎湖では、藍藻類Microcystis属由来のアオコが毎年発生しています。Microcystis属は底質で越冬し、翌年湖水中に回帰することが知られております。そのため浚渫などによる底生Microcystis属の除去が有効な対策として考えられますが、底質中で7年経過したMicrocystis属の生存が確認されたという報告もあり、浚渫後にこれらの細胞が底質表面に現れることで湖水中に回帰することが懸念されます。そこで、八郎湖の底質コアにおける底生Microcystis属の深度毎の現存量および回帰ポテンシャルを明らかにすることを目的とし底質コア試料のMicrocystis属細胞の計数と回帰培養試験を行いました。

★受賞コメント
 この度は日本水処理生物学会第56回大会に参加し、ベストプレゼンテーション賞という名誉ある賞をいただき、大変嬉しく思っています。これも学会発表に至るまでに熱心に指導して下さった先生方、日頃実験などを手伝っていただいた研究室の皆様のおかげであり、心より感謝いたします。残りわずかな研究生活を有意義に過ごすとともに、研究の発展を目指し日々の努力を続けたいと思っております。
 


受賞した岩谷文香さん


日々、研究に没頭!


賞状

岩谷さんは過去にも、日本水環境学会年会において、以下のとおり受賞されておりますので、是非ご参照ください。

◯第53回日本水環境学会年会で「年間優秀発表賞(クリタ賞)」を受賞(生物資源科学専攻1年次)
◯第52回日本水環境学会年会で「学生ポスター発表賞」を受賞(生物環境学科4年次)