本学の杉山秀樹客員教授が執筆した図鑑が発行されました

 この度、八郎潟・八郎湖の魚類研究の第一人者である本学の杉山秀樹客員教授が執筆した図鑑『八郎潟・八郎湖の魚:干拓から60年、何が起きたのか』が、秋田魁新報社より出版されました。

 本書は干拓前から干拓後まで確認されたすべての魚介類130種を紹介した初めての図鑑であり、130種の魚たちが一つひとつカラーの写真と簡潔な文章で紹介されている点が特徴です。単なる魚類図鑑ではなく、その魚がいつどこにいたのか、今はどうなっているのかという視点から書かれております。

 また、興味深い魚(コイ、ウナギ、ブラックバスなど)のエピソードや絶滅した魚、菅江真澄が見た魚、潟の食文化などについての文章も珍しい話ばかりで興味津津の充実の内容となっております。

 巻末には八郎潟・八郎湖の魚の詳細なリスト、参考文献と索引まで完備されています。潟の魚を知るための図鑑、気軽な読み物、研究資料としても活用していただけます。
 


『八郎潟・八郎湖の魚 干拓から60年、何が起きたのか』
A5判 120ページ 定価 1,300円(税別)