プログラミング教育に関する教材の研究会を実施しました

 秋田県子どもプログラミング教育研究会の活動として、平成31年3月14日に秋田県立大学本荘キャンパスK316教室を会場に、プログラミング教育に関する教材の研究会を実施しました。

 講師としてアバロンテクノロジーズ社の鈴木昌博氏をお迎えして、同社が製造しているプログラミング教材【動かしてみよう!】と教育用3D-CAD【作ってみよう!】についてご紹介いただきました。

 【動かしてみよう!】は子どもでも簡単にプログラムできる自走式ロボットとそのプログラミング環境を提供するパッケージで、小学生でも簡単にプログラミングができる環境になっていました。第1の特徴はシミュレータがあることで、授業で利用する場合にロボットを人数分購入しなくても済むことが挙げられます。第2の特徴は練習問題が用意されている点で、授業でも活用できますし、自学学習にも活用できます。ロボットにはタッチセンサー、距離センサーなど4つのセンサーが取り付けられており、お掃除ロボットのプログラムを作ってみるということができるそうです。すでに全国189校で採用されているとのことでした。なお、プログラミング教育の指導案を公開しており、役立てて欲しいとのことでした。指導案は下記のサイトをご覧ください。

 【作ってみよう!】は簡単に使用できる3D-CADのソフトウェアで、特定の3Dプリンタであればボタン1つで、作ったモデルが出力できるとのことでした。3Dプリンタは最近のものづくりでは必要不可欠のツールですので、子どものうちから体験できるのはとてもいいことです。実際に小学校で利用した実績があり、コマを作ることをテーマに総合的な学習の時間で授業を行ったことがあるとのことでした。

 講演会には秋田県子どもプログラミング教育研究会の会員15名が参加し、プログラミング教育の教材の理解を深めました。今後も教材の研究の機会を設けていきます。なお、研究会の立ち上げの経緯や活動内容は本学ウェブジャーナルAに掲載されました論文をご覧になってください。

 

※詳細は、以下もご覧ください
アバロンテクノロジーズ指導案ウェブサイト
秋田県立大学ウェブジャーナルA