横手高校のSSH事業が本学で開催されました
9月2日~3日、26日、30日の4日間、秋田県立横手高等高校の1年生236名を対象とした連携授業が本荘キャンパスで行われました。同事業は、秋田県立横手高等学校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業の一環として、昨年度から実施しているものです。4日間のプログラムでは、講義・演習を通してデータの分析、活用やプログラミングの活用ができるようになり、論理的な思考を育成することを目指しています。
前半の9月2日、3日の授業では、システム科学技術学部 経営システム工学科 木村寛教授と星野満博准教授から統計に関する講義を受講いただいた後、同学科の上原宏教授、鈴木一哉准教授による統計・プログラミングの実習を受けていただきました。
後半の9月26日、30日の授業では、同学科嶋崎真仁准教授から、前半の授業で学んだ統計やプログラミングの知識を活用して、アンケート調査票の作成に関する講義・演習に取り組んでいただきました。演習ではTA(ティーチング・アシスタント)として、同学科・専攻の学生も指導にあたり、生徒一人ひとりに丁寧に教えたり、疑問に答えたりと活躍してくれました。
プログラムでは授業のほか、カフェテリアでの学食体験やキャンパスの施設見学も楽しんでいただきました。生徒からは「講義の内容が非常に難しく、ついていくのが大変だったが、復習して頑張りたい」「アンケートを取る際に気をつけないといけないことが分かった。今後にも活かしていきたい」など、ハイレベルな授業に苦戦しながらも一生懸命取り組み、学んだことをしっかりと吸収していただいたようでした。
科学的な思考力で物事の因果関係を冷静に判断する力を養い、社会の発展と向上に寄与しようとする意欲と向上心をもった生徒の育成が期待されます。
★SSH(スーパーサイエンスハイスクール)
文部科学省が科学技術・理科、数学教育を重点的に行う高等学校を「スーパーサイエンスハイスクール」として指定し、理数系教育に関する教育課程の改善に資する研究開発を行う事業で、平成14年度から実施されています。
星野准教授の講義
木村教授の講義
上原教授・鈴木准教授の演習。TAが活躍!
嶋崎(真)准教授の演習
施設見学
施設見学