「バイオエコノミーで未来を拓くⅡ-2050年カーボンニュートラル宣言とバイオエコノミー」講演会が開催されます
3月26日(金)、本学木材高度加工研究所が主催し、「バイオエコノミーで未来を拓くⅡ-2050年カーボンニュートラル宣言とバイオエコノミー」と題し、オンライン(Zoom ウェビナーを利用)により講演会が開催されます。森林バイオマスは代表的な再生可能資源であり、その適正な管理とマテリアル利用とエネルギー利用の、バランスのとれた利活用が世界的に求められています。一方、森林バイオマスの積極的かつ適切な利活用が地球環境保全に果たす役割が大きいことは認識されているものの、化石資源依存の産業構造からの脱却は依然として十分に進んでいません。これは地球環境への負のインパクトを大幅に減少させる「化石資源から再生可能資源(バイオマス資源)への転換」を正当化し、推進するための新たな経済理念が社会全体に十分に浸透していないことが原因だと考えられます。
このような背景を踏まえ、本講演会では欧米で浸透・展開しつつある新たな経済理念である「バイオエコノミー」に注目し、「バイオエコノミー」推進の大前提である産業革命以降の地球環境激変の実態を学ぶとともに、「バイオエコノミー」を巡る世界の状況、林業・林産業および水産業における今後のビジネス展開について共に考える機会としたいと思います。
◆日 時 令和3年3月29日(月) 10:00-12:00
◆方 法 Zoom ウェビナーを利用したオンラインにより実施
◆登録方法 令和3 年3 月26 日(金)12:00 まで、件名に講演会参加希望、本文にお名前と連絡先を記載したメールを「maki.miura@bepa.jp」宛にご送信ください。同日中にZoom ウェビナーのミーティングIDをご連絡いたします。
◆内容
【進行】
木材高度加工研究所 高田 克彦 教授(森林資源バイオエコノミー推進機構(BePA)代表取締役【※】)
【講演者】※講演者の経歴等はこちらをご覧ください
・「気候変動リスクと脱化石資源の必要性」
江守 正多 氏(国立環境研究所・気候変動リスク評価研究室)
・「バイエコノミーを巡る世界の状況」
藤島 義之 氏(国立研究開発法人・新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO))
・「日本におけるバイオエコノミー進展への期待と課題」
五十嵐 圭日子 氏(東京大学・農学部)
・「バイオエコノミーをめぐる多様な視点」
田村 典江 氏(総合地球環境学研究所・研究部)
【※】 森林資源バイオエコノミー推進機構株式会社
平成30年4月、日本固有種のスギと秋田の伝統木工技術を活用した新市場創造など、木材高度加工研究所の有するシーズの社会実装を目指し、大学発のベンチャー第1号として設立。木質LVP(Laminated Veneer Panel)や、土木用CLT(直交集成板)などのプロジェクトを鋭意展開中。
◆主 催: 公立大学法人秋田県立大学木材高度加工研究所
◆共 催: 森林資源バイオエエコノミー推進機構株式会社(BePA)
◆後 援: 国立研究開発法人科学技術振興機構
低炭素社会戦略センター(LCS)
プラチナ構想ネットワーク
一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)
【お問合せ先】
秋田県立大学 木材高度加工研究所
総務・管理チーム
TEL:0185-52-6900
FAX:0185-52-6924