本学教員の研究が鉄鋼環境基金の研究助成事業に採択されました 

(公財)鉄鋼環境基金の第41回_2020年度環境助成研究に生物環境科学科の木口  倫 准教授(専門分野:環境化学)の研究が採択されました。

★採択テーマ
「ドローンを用いた大気中水銀の動的観測法の確立と評価」

★研究概要
 大気中の水銀濃度の観測は国内外で実施されているが、上空での観測は限られているため、大気を経由した水銀の循環プロセスを理解するうえで上空での水銀観測データは極めて有用であると考えられる。水銀の発生源のうち、特に海洋や土壌・森林などの自然発生源に由来する大気中水銀の寄与は、鉄鋼精錬などの人為発生源と同様に大きいとされているが、これらの発生源から大気中へ排出された水銀の鉛直分布や鉛直方向の水平分布を手軽に観測できる方法は確立されていない。本研究では、大気中の水銀濃度の鉛直方向の水平分布を手軽に取得できる観測法の確立とその有効性評価を目的とする。
 本研究は、本学生物資源科学部の永吉武志准教授、千葉崇特任助教、井上誠准教授、システム科学技術学部の間所洋和准教授のメンバーで進める予定としております。
  ☆公益財団法人 鉄鋼環境基金
公益財団法人 鉄鋼環境基金地球環境・地域環境の保全、科学的知見の蓄積および学術振興に寄与し、環境研究分野の産学連携、社会経済の持続的発展に貢献することを目的としております。