FROM NEXT STAGE「社会で活躍する本学卒業生」
武藤さんは、秋田に東北一の緬羊牧場を作り、全国に羊・ウサギの素晴らしさを広めること、日本白色種の秋田改良種のジャンボうさぎを秋田県の魅力ある特産品として復活させるという、大きな夢を持っております。
北海道出身の武藤さんのご実家は、羊農家『有限会社 茶路めん羊牧場』を営んでおります。秋田県立大学卒業後は、実家を継ぐことも考えましたが、大学時代に培ったコミュニティや秋田への愛着の高まり、秋田の畜産業の可能性を感じ、秋田で牧場を開くことを決心しました。
本学在学中、微生物や食品衛生について学ぶ傍ら、4年時には、県産羊毛に親しむ『つむぎサークル』を設立し、毛染めや縫いぐるみ作りに取り組みました。『つむぎサークル』は、羊毛の生産・加工・流通に関する研究を通して、人・自然・地域をつむぐ活動を展開しており、県内各所であらゆるクラフトワークショップを開催しております。武藤さんは、つむぎサークルでの活動を通して、羊毛の様々な秘めた可能性を実感、羊の魅力をもっと発信したい、と強く思ったそうです。
★独立起業に向けて武藤さんのコメント★
起業スタート時は、羊より短い期間で収益化できるうさぎをメインに育て、徐々に羊も増やし3年目からの増益を目指します。羊は5年間で100頭、将来的には500頭以上育てることが目標です。牧場では、子供たちに羊の毛に触れてもらったり、クラフト体験をさせたり、羊肉・羊毛を活かした様々なサービスを展開し、羊の魅力を発信したいと思います。秋田の活性化に貢献できるように頑張ります‼
"ひつじのショーン"と同じサフォーク種の羊
比内地鶏2,000羽 うさぎ1,200羽 羊30頭を飼育
日本でうさぎを大規模飼育している農場は少数
愛情のこもった温かい眼差しで羊を見つめる武藤さん
大学4年時には『つむぎサークル』を設立
染色した羊毛を使って作った作品