「炭やきで夕日の松原まもり隊」が循環型社会形成功労者等環境大臣表彰を受賞しました!!

 令和5年10月25日(水)あきた芸術劇場ミルハスを会場に、第17回3R推進全国大会記念式典が開催され、本学の森林科学研究室 星崎和彦教授(生物資源科学部生物環境科学科)が事務局長を務め、本学教員や学生も多数参加しているボランティア団体「炭やきで夕日の松原まもり隊(会長:佐々木隆会長)」が、「令和5年度循環型社会形成推進功労者等大臣表彰」を受賞しました。

主催:環境省、環境省東北地方環境事務所、秋田県、3R活動推進フォーラム

 今回の受賞は、多くの地域で薬剤処理後廃棄されているマツクイムシ被害木を、薬剤を使わず炭として有効活用する取り組みを20年にわたり続けてきたことが評価されたものです。同団体は、秋田県立大学周辺のマツ林「夕日の松原」を守る為に平成14年に結成され、マツ枯れ木の探索や枯死木の伐採、炭化のほか、住民や学生、子供たちも参加することができる炭やき活動も月1回のペースで実施。これまで200回以上の炭やき活動を行い、美しい松原が守られるとともに、「炭やきで夕日の松原まもり隊」の輪を広げています。

 

 ☆星崎 和彦 教授のコメント

 私たちの活動は、研究室の小林一三名誉教授の発案です。小林先生のお人柄で(私たちは小林さんと呼んでいました)、クチコミで参加者の輪が大きくなって今に至っています。みなさんのお陰で20年も活動を継続でき、しかもその間、農薬等一切使わずに微害状態が維持できた事実は、業界関係者の間にも驚かれています。
 活動には「炭焼サークル」のメンバーも毎回参加してくれます。様々な経歴・世代の会員たちと触れ合うことで、彼らは学業以外の面で大きく成長していきます。主な社交場?となる「炭やき汁」を囲む昼食も、全会員が楽しみにしているイベントです。
 みなさんもぜひ一度、炭やきに参加してみませんか? できた炭は持ち帰り自由です!

 


第17回 3R推進全国大会会場:あきた芸術劇場ミルハス


受賞式


受賞された皆様


炭やきで夕日の松原まもり隊

循環型社会形成推進功労者表彰とは?

 廃棄物の発生量の抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)の適切な推進に顕著な功績があった個人、企業、団体を表彰し、その功績をたたえて、循環型社会の形成の推進に資することを目的として、平成18年度より環境省が表彰しているものです。

「炭やきで夕日の松原まもり隊」メンバー募集中!!

 「炭やきで夕日の松原まもり隊」では、一緒に活動していただけるメンバーを募集しています。このの活動で出来る松炭は火付きが良くて火力も最強でBBQに最適です。参加すれば炭は自由に好きなだけ持ち帰ることができますので、ぜひ体験しに来ていただき、気に入ったらリピーターになってくれたらと思います。
「炭やきで夕日の松原まもり隊」事務局(生物環境科学科 森林科学研究室)ウェブサイト