エコの環(わ)サポーターズが海岸クリーンアップ&地層調査を行いました

 7月2日(日)、本学の学生団体「エコの環(わ)サポーターズ」は、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として、あきた海ごみゼロプロジェクトの皆さんと連携・協力し、秋田キャンパス周辺の海岸のクリーンアップおよび地層調査を行いました。

 秋田県の海岸線は総延長およそ264km。資源豊かで風光明媚な波打つ穏やかな海は、秋田県内外からも高く評価されていますが、海洋ごみの問題は年々深刻化しており、キャンパス近くの海岸でも、日々多くの海洋ごみが打ち上げられています。
 
 今回は通常のクリーンアップに加え、潟上市・出戸浜海水浴場の近くの斜面にプラスチックごみが堆積した層を掘削、サンプルを採取し、ごみの量や種類を調査しました。この日の調査では、地中からペットボトルや発泡スチロール、小さなプラスチックごみなどが見つかりました。今後、同団体では、ごみの種類や量、成分、自然環境への影響などを定期的に調査を実施し、第21回あきたエコフェス(9月2日、秋田駅前で開催)で公表することにしています。

 学生達は、漁網など砂に埋もれて取れにくいものに苦労する一幕もありましたが、終始笑顔で頑張って作業を進め、国内外から漂着したと思われる大小様々なプラスチックゴミ、空き缶、空き瓶などを回収しました。クリーンアップをとおして、キレイな海を次世代に残すために自分たちが出来ることについて改めて考えさせられる機会になったと同時に、今後もさらにエコの環の活動を広げていこう!!との熱い想いがメンバーの心に深く刻まれた一日となりました。

エコの環(わ)サポーターズ代表:岡戸珠海さんのコメント

ごみ拾いに訪れるたびに、多くのごみが散乱している状況を目の当たりにして悲しい気持ちになります。当サークルでは今後も、美しい海を後世に残すために海洋保全への取り組みを定期的に実施します。また、海岸だけでなく、街なかのゴミ拾いやエコ・省エネ活動、イベント等への参加を継続しながら、エコ活動の環(わ)を広げています。一人ひとりの行動で、未来の子供達に綺麗な海を残し、海の未来を守りたいと思います。

☆ビニール袋やスプレー缶…出戸浜の「プラごみ地層」、県立大生が調査(令和5年7月3日付け秋田魁新報電子版)