三種町にて、未来の下岩川を創る!「レゴワークショップ」が開催されました
令和5年8月21日(月)、三種町下岩川「すいらんの館」にて、未来の下岩川を創る!「レゴワークショップ」が開催されました。
主催:農村RMO下岩川実行委員会
共催:三種町役場、持続可能な地域社会総合研究所(島根県)、秋田県立大学
秋田県立大学の研究グループ(代表 谷口吉光教授)は、(一社)持続可能な地域社会総合研究所(持総研)と連携して、持続可能な地域をつくるための共同研究を三種町下岩川地区で行っています。この共同研究の一環として、地元の小中学生がレゴブロックを使って未来の下岩川の姿をつくるワークショップを行いました。
当日は、森岳小学校7名、山本中学校4名の子供たちが参加しました。持総研の藤山浩所長はじめスタッフの指導により、子供たちは①農場、②森林、③エネルギー・交通、④広場・福祉という4つのグループに分かれて、“未来の下岩川をこんな風にしていきたい”という夢をレゴブロックで表現し、地元の大人の方たちに発表しました。
また、昼食やおやつタイムでは、地元のおかあさん達が作ってくれた岩川水系米おにぎりや三種豚汁、バター餅などが振舞われ、地元食材でエネルギーをチャージしながら、ワークショップへ熱心に取り組むことができました。
この秋からは、大人と子どもが一緒になって「下岩川将来ビジョン」を創るための連続ワークショップが開催される予定です。
持続可能な地域社会総合研究所 藤山代表
発表内容を一部ご紹介します。
<レゴブロックでつくった作品について>
・未来のシステムをつかった農業。
・山で囲まれた地域でも、冬場に移動がしやすいよう木のトンネルをつくった。
・持続可能という意味を込めて、この施設は未完成。(これからも変化し続ける)
・下岩川にはないキッチンカーや賑やかなカフェをつくった。
<下岩川の未来について>
・今のように自然豊かであってほしい。
・今の下岩川が一番いい。だからこれからも変わらずにあってほしい。
・下岩川の資源を有効に使っていくことができたらいいな。
・田んぼや畑がなくならないでほしい。
・若い人が増えてほしい。
発表終了後、地域の方々から「今日は、子供たちがどんなことを考えて、レゴブロックで何を作ってくれるのだろうかと楽しみにして来た。」「ひとりひとりが色々な考えを持って発表してくれて、下岩川の未来は明るいなと感じた。」等の感想がきかれました。
秋田県立大学と持総研の共同研究について?
県立大学の研究グループ(代表 谷口吉光教授)は(一社)持続可能な地域社会総合研究所(藤山浩所長)と連携して、「GISシミュレーターを用いた持続可能な中山間地域の資源共同管理システムの構築」というテーマで、三種町下岩川地区をモデルとして、持続可能な農村地域をつくり出す共同研究を行っています。目下、農地・農業用水・森林資源などを住民が主体となって共同管理するための組織「農村RMO下岩川」(仮称)の設立に取り組んでいます。