経営システム工学科 環境システム研究室が「CO2削減に関するアイディア実践コンテスト」で優秀賞を受賞しました
この度、秋田県が主催する「CO₂削減に関するアイディア実践コンテスト(通称「ECOコン」)」において、システム科学技術学部 経営システム工学科 環境システム研究室[指導教員:金澤 伸浩 准教授[環境工学]が実践した、『ナッジを用いてマイボトル持参を促進!』が優秀賞を受賞しました。本コンテストは、2050年カーボンニュートラルの達成に向け、大学生、専門学校生等を対象に、ナッジ理論を活用するなどした温室効果ガス削減等のアイデアを競うコンテストで、本年度初めて開催されました。
9月に開催されたアイデア選考会(一次審査)を通過した同研究室は、2月5日(月)、秋田県庁で開催された最終審査に臨み、経営システム工学科4年生の千葉駿さんがこれまで実践してきた取り組みをプレゼン発表しました。
千葉さんら研究室のメンバーは、鳥海山麓から湧水を汲み、本荘キャンパス学園祭「潮風祭」や由利本荘市科学フェスティバル等の機会を捉え、湧水の飲み比べを実施しました。その際、ペットボトルを購入する代わりに、同研究室が制作・デザインしたオリジナルマイボトルを販売し、市民にマイボトル持参を呼びかけました。
審査では、マイボトル持参の習慣化とCO₂削減を広く呼び掛け、環境に配慮した行動の実践を市民に促した点に加え、地域の貴重な水資源である鳥海山の ”湧水” に着目した点が、独創的で斬新なアイデアであると高く評価されました。
千葉駿さんのコメント
ナッジというものを初めて今回の取組で知り、CO₂の削減にどう活かしていくのか、アイデアを考えるのが一番大変でした。また、実践していくにあたって、秋田県庁の滝澤様を筆頭に、ECOコン事務局の方々の手厚いサポートがあったおかげで、滞りなく進めていくことが出来たので、楽しく取り組むことが出来ました。今後は大学院に進学するので、ナッジを用いた研究に取り組みたいと思います。また、発表時にボトルが気に入ってくださった方がいらっしゃいましたので、大学の売店などでも販売できたら嬉しいなと考えております。受賞した千葉駿さんと金澤伸浩准教授
審査会プレゼン会場(秋田県庁正庁)
千葉さんの発表
力強く堂々とプレゼン発表!!
なまはげ等をモチーフにしたボトルデザイン
鳥海山の2か所から湧水を汲みました
湧水を求めて山へ分け入る!!
鳥海山・仁賀保中島台の清水
鳥海山・象潟本郷地区の清水
山肌から湧き出る湧水