【いつでも青春キャンパス】ファンシーな野菜栽培と成分分析に取り組んでいます

 シニア大学生の渋木加菜子さん(66歳)は、『ファンシーな野菜栽培と分析』というテーマで研究を進めています。

 ガーデニングや園芸が趣味の渋木さんは、生物生産科学科櫻井 健二 教授[専門:園芸育種学]の指導の下、秋田キャンパスの実験圃場で、7月から世界各国の様々なニンジン11品種を栽培しました。

 今夏の秋田は、7月の大雨と連日の猛暑に見舞われ、収穫量や品質にも大きな影響が出ましたが、渋木さんは炎天下の中、雑草取りや水やりも欠かさず行い、手塩にかけてニンジンを育てました。そして、秋晴れに恵まれた11月8日、各品種の生育具合を確認するため、一部の株を初めて収穫してみました。

 根元をしっかり握りニンジンを引き抜くと、オレンジや黄色、紫など多様な色・形の立派なニンジンが見事に顔を出しました。渋木さんは、「夢みたい!!こんなに大きくなっていたんだ!!カラフルだから器に盛るのが楽しみね。どうやって調理しようかしら~。体のサビを遅らせる成分が無いか興味があります。これからの分析が楽しみ!!」とお話しされました。

 今後は、生物生産科学科の小川 敦史 教授[専門:作物生理学]の指導の下、ビタミンなど成分分析に取り組みます。 

【生涯学習プログラム『いつでも青春キャンパス』】
 65歳以上の方を「シニア大学生」として1年間、本学で受け入れ、在学生と一緒に学習や研究、課外活動に取り組む生涯学習プログラムで、65歳から75歳の15人が学生と共に講義を受けたり、サークル活動に参加したりして、キャンパスライフを満喫しています。