秋田県内高校生を対象に「ハイレベル講座」を開催しました

 8月8日(火)秋田キャンパスにおいて、県内高校生を対象に「ハイレベル講座」を開催しました。
 
 生物コース「野生で見つけた酵母の正体を突き止めよう!」と化学コース「植物由来エキスに含まれる抗酸化物質を分析してみよう!」の2コースを設け、生物資源に関して興味・関心あふれる高校生12名(生物7名、化学5名)に受講して頂きました。高校生の皆さんは、大学生さながら各実験室で高度な内容の講義と実験を体験しました。生物と化学の奥深さを知ると同時に、より生物資源の世界に興味を深める機会となったと思います。
 
 本学の教育・研究に触れる場を提供する事により、生物資源科学部の魅力を知って頂けるよう今後もこのような機会を提供していきますので、高校生皆さんの積極的なご参加をお待ちしております。
 

 

生物コース


☆「野生で見つけた酵母の正体を突き止めよう!」
 人類が発酵食品に酵母を利用し始めたのは紀元前6000年とも言われており、酵母の種類を区別して記録するようになったのは今から140年ほど前のこと。今回は、身近な環境から見つかった酵母の正体を明らかにしていく体験をしてもらいました。

☆講師
 生物資源科学部 応用生物科学科 吉川 雄樹 助教

☆内容
 ・酵母細胞からゲノムを抽出する
 ・抽出したゲノムを用いて特定の遺伝子配列を増幅する
 ・学内見学ツアー
 


吉川 雄樹 助教

化学コース


☆「植物由来エキスに含まれる抗酸化物質を分析してみよう!」
 人は健康や美容などを目的に、植物や菌類などの生き物が作り出す有用物質を日頃から利用しています。有用物質の中でも、今回は活性酸素を除去する効果を持つ抗酸化物質を、身近な植物から見出してもらいました。

☆講師
 生物資源科学部 生物生産科学科 川上 寛子 助教

☆内容
・植物を材料としたエキス抽出と薄層クロマトグラフィーによる分析
・植物由来エキスの抗酸化活性測定
・学内見学ツアー 


川上 寛子 助教