【鳥海高原元気創造研究会】由利本荘アウトドアフェス2023で環境学習会を開催しました

鳥海高原元気創造研究会について

本会は、会長の経営工学科・金澤伸浩准教授を中心として、鳥海高原エリアの地域資源を活かし、【産・学・官・民】が連携し【農・商・工・観光】が融合する事業展開に係わる多様な研究や活動を推進することで、地域振興に貢献することを目的としています。
 
 

環境学習「子吉川の水を学ぼう」@由利本荘アウトドアフェス2023

令和5年9月24日(日)、由利本荘アウトドアフェス2023@法体園地キャンプ場にて、金澤会長と経営システム工学科4年 千葉駿さんが講師となって、環境学習会を開催しました。
由利本荘の人々にとっては身近な子吉川、その起点となる法体園地にて、来場者の皆様に「子吉川」そして「子吉川の水」について学んでいただきました。
 

驚異の旅~水はどこからやってくる?~

「水」がどこからやってくるのか、「海」「川」「土」「雲」「地下水」「動物」といった絵柄が書かれたサイコロを転がしながら体験しました。

自分自身が「水」になって、最初は好きな場所でサイコロを振り、出た目の場所へ移動し(出た目によってはその場にとどまることも)、そこでまたサイコロを振り、移動します。
サイコロを転がすので、人によって旅をしてきた道のりは異なります。
自分が「水」としてどんな旅をしてきたのか、講師の解説を聞きながら考えました。

※「驚異の旅」は、PROJECT WET(財団法人 河川環境管理財団)による水教育アクティビティのひとつです。
 

 

 

流域さがし~子吉川流域を塗ってみよう~

子吉川には主に支流の笹子川、鮎川、石沢川、芋川が流れ込んでいます。
子吉川と支流の流域の大きさを体感するため、子吉川水系の地図上で流域を囲い、色鉛筆で塗り分けていきました。

法体園地の近くにある鳥海ダムの集水域も確認し、参加者からは「意外と狭い」という感想もありました。

 

 

水の分析~子吉川の水は酸いか甘いか~

法体園地には上玉田川と下玉田川が流れ込んでおり、子吉川の起点となっています。
上玉田川と下玉田川の水質はどう違うのか? 水はどの程度きれいなのか?それぞれ、簡易的な測定キットをつかって確認しながら、講師の解説に耳を傾けました。

上玉田川の水は中性に近い一方で、下玉田川の水は酸性を示します。下玉田川の流域に鉱山跡があることが水質に影響していると考えられ、子吉川水系では古くから自然と人の営みが互いに影響を与えてきた一例といえます。
 

公式HP・今後の活動予定

本会は、今後も鳥海高原エリアの「元気創造」のため、さまざまな企画を行ってまいります。
直近では、令和5年10月7日に、講演・勉強会「鳥海修験~薬師信仰と修験道~を由利本荘市文化交流館カダーレにて実施予定です。

詳細は、本会のホームページ(外部リンク)をご参照ください。