「第14回横手市中学校ものづくり交流会」が開催されました
令和5年8月1日(火)、横手市立十文字小学校を会場に、横手市教育委員会が主催する「第14回横手市中学校ものづくり交流会」が開催され、当日は横手市内6校の中学校から13名の中学生が参加しました。
本年度は、秋田県立大学と秋田大学が共同で運営する「電動化システム共同研究センター」内にある『地域人財開発部(愛称:あきつば)』に所属する、本学システム科学技術学部の教員4名が講師となり、電動化のコアである「モーター」を実装したドローンや、電動化と親和性の高い「再生可能エネルギー」をテーマに、座学と体験を通して学びました。
交流会の様子(本学公式YouTubeにリンク)
第1講 再生可能エネルギー「~地域のエネルギー利用~」
講師:知能メカトロニクス学科 長南 安紀 助教[専門:電子・電気材料工学]自然の力を利用して電気エネルギーを作り出す環境発電が様々な場所で利用されていますが、特に秋田県は、風力発電と地熱発電を主力に再生可能エネルギーの導入を積極的に進めている現状等を理解しました。また、直流電流により冷却・加熱を自由に行える「ペルチェ素子」という熱電変換素子を用いて、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する「熱電発電」も体験。冷たい氷の上に「ペルチェ素子」を設置し手を押し当て、”温度差”によりで発電し小さい風車が回り始めた時は、大きな歓声が上がりました。
長南 安紀 助教[専門:電子・電気材料工学]
ペルチェ素子の両面(氷と体温)で温度差が発生
横手市内6校の中学校から13名の中学生が参加
ペルチェ素子の低温から高温へと熱を押し上げます
第2講 ドローン「~作って飛ばし、ドローンのメカニズムを知ろう~」
講師:情報工学科 寺田 裕樹 准教授[専門:電子・電気材料工学]ドローンとは何なのか、ドローンが飛ぶ仕組み、ドローンの活用方法などについて座学で学んだ後に、市販の簡単なキット(クアッドコプターと呼ばれる手のひらサイズ(重量:60g)のドローンを組み立て、実際に飛ばしてみることで、体験的にドローンの飛行原理を理解しました。中学生は、ドローンを自由自在に操縦し、着地に成功すると、「ヤッター!!ヤッター!!」と、大喜びする光景が見られました。
寺田 裕樹 准教授[専門:電子・電気材料工学]
自ら組み立てドローンの飛行原理を理解しました
大学の先生と交流できる貴重な機会に
前後左右上下にと自由自在にドローンを操作
モノづくりの楽しさを体感しました
試行錯誤して完成。この笑顔!!