【いつでも青春キャンパス】「デジタルって面白い!」複合現実(MR)体験で深まる学びと挑戦

 心豊かな生活を送るにはデジタル機器の利活用が不可欠
同世代の仲間が抱くデジタルへの不安心理を和らげる架け橋に!──阿部聖子さん(66歳)

 シニア大学生の阿部聖子さん(66歳)は、トヨタカローラ秋田株式会社で長年勤めたのち現役を退きました。その後、秋田市立図書館でのボランティア活動や同世代との交流、日々の勉強を通じて「学び直す歓び」を再発見。「社会とのつながりを維持し、心豊かな生活を送るにはデジタル機器の利活用が不可欠」と一発奮起し、「シニアとデジタル」をテーマに研究を開始しました。

 「スマホなどの操作には苦手意識がある」と語る阿部さんですが、生活の利便性向上はもちろん、同世代の仲間が抱くデジタルへの不安心理を和らげる架け橋になりたいという強い想いを持っています。その研究の一環として、情報工学科の寺田裕樹准教授[メディア情報処理グループ/専門:メディア情報工学]の協力のもと、最先端のデジタル技術「複合現実(MR)」を体験しました。ゴーグル型のヘッドマウントディスプレイを装着すると、現実空間にデジタル像(立方体など)が重なって出現。自分の手を動かすことで直感的に像をつかんだり操作したりできる最新のシステムです。

 実際に体験した阿部さんは、「デジタルと聞くと難しそうに思えましたが、実際に触れてみると想像以上に面白く、可能性を感じました。この驚きやワクワク感を同世代にどう伝えられるか考えていきたい」と目を輝かせました。体験を通して、研究の具体的な方向性がしっかりと見えてきた様子です。

 体験を通して研究の具体的な方向性が見えてきた阿部さん。今後は自ら、シニア世代の生活に役立ち、毎日を便利で豊かにするアプリの開発に挑戦していきます。

【生涯学習プログラム『いつでも青春キャンパス』】
 65歳以上の方を「シニア大学生」として1年間、本学で受け入れ、在学生と一緒に学習や研究、課外活動に取り組む生涯学習プログラムです。

ゴーグル型端末を装着し、寺田准教授の指導のもと複合現実(MR)空間で直感的な操作を体験する阿部さん

デジタルの壁を越え、その先へと挑む阿部さん。その「面白い」を同世代の生活に役立つ「便利」へと昇華させることを目指します!