令和8年度第1回創造工房クラブ「光のいろいろ初級編~光のぬり絵で遊ぼう~」を開催
第1回 「光のいろいろ初級編~光のぬり絵で遊ぼう~」
システム科学技術学部/本荘キャンパス創造工房委員会が主催する「創造工房クラブ」では、年に複数回の科学教室を通じて、子どもたちの科学技術に対する興味を引き出し、秋田県立大学をより身近に感じてもらうことを目指して活動しています。 今年度は、秋田県内の小学4年生から6年生までの児童16名がクラブ会員として参加し、年間合計4回にわたり、科学体験やものづくりの活動を行っていきます。
【入校式】木の香る特製会員カードをプレゼント!
第1回となる今回は、はじめに入校式が行われました。 創造工房委員長を務める西田哲也システム科学技術学部長より、本学の木材高度加工研究所が開発した「やわらかい木」で作られた特製の会員カードが一人ひとりに授与されました。参加者の皆さんは、嬉しそうにカードを受け取ると、木の香りを確かめたり、手にとって曲げてみたりと、興味津々な様子でした。
西田学部長より会員カードが授与されました
特別なカードに手に、学びへの期待が膨らみます
実験「光のいろいろ初級編~光のぬり絵で遊ぼう~」
続いて、知能メカトロニクス学科の伊東 良太 教授による、「光のいろいろ初級編~光のぬり絵で遊ぼう~」というテーマのもと、偏光板とセロハンテープを使った実験を通して、光の仕組みを学びました。まずは、偏光板の間にセロハンテープをはさみ、色の変化を観察する練習からスタート。テープの枚数や重ね方、偏光板の向きを変えることで起こる色の変化に、目を輝かせて驚いていました。練習のあとは、いよいよ作品制作へ。星型や幾何学模様の黒い画用紙をアクリル板に貼り、そこに工夫を凝らしながらセロハンテープを貼り重ね、色の変化を確認しながら丁寧にぬり絵を仕上げていきました。完成した作品を窓にかざすと、光を通して色鮮やかな模様が浮かびあがりました。一人ひとり異なるデザインとなり、個性あふれる作品が並びました。
参加者からは、「色が出る仕組みが不思議。もっと勉強したい!」「セロハンテープを何枚も重ねて好きな色を出すのは大変だったけど、楽しかった!」といった感想があがりました。今回の講座を通して、楽しみながら、科学への興味や探究心を深める機会となりました。
知能メカトロニクス学科 伊東 良太教授
覗いてみたら何が見える?
テープを一生懸命重ねて貼る様子
「色が変わった!!」
先生の話を聞き逃さないように...
赤、青、黄色…どんな色合いに仕上げる?
優しい大学院生がサポート
優しい大学院生がサポート
親子で一緒に『できた!』を味わう特別な時間
綺麗なグラデーションが現れる作品に仕上がりました
完成した作品と記念撮影!!
完成した作品と記念撮影!!
好きな色を詰め込んだ作品。大満足の様子でした!!
親子で協力して楽しみました♪
【ミニ解説】なぜ透明なテープから色が変わるの?
今回の実験では、光の「波としての性質」を応用した2つの重要な仕組みを学びました。仕組み①:偏光(へんこう)とは? 太陽や蛍光灯の光は、あらゆる方向に振動しながら進む波です。これに対して「偏光板」は、例えるなら「細い縦スリット(隙間)が入った柵」のようなものです。この板を通ることで、特定の1方向(例えば上下だけ)に振動する光しか通れなくなります。この特定の方向にきれいに揃った光のことを「偏光」と呼びます。
仕組み②:セロハンテープを通ると光がズレる(複屈折) セロハンテープは製造される際、ビニールが一定方向に強く引っ張られて作られています。そのため、テープの中を光が通るとき、「縦に振動する光」と「横に振動する光」で、進むスピードにわずかなズレが生じます。 テープを何枚も重ねることでこのズレの大きさが変わり、特定の色の光(波)だけが強め合ったり、打ち消し合ったりします。結果として、「テープを何枚重ねたか」「どの角度で貼ったか」によって通ってくる光の色が変わり、透明なテープがカラフルなぬり絵に変身するのです。
公式X:当日の様子
"ものづくり"の秘密基地「創造工房」
システム科学技術学部/本荘キャンパスにある「創造工房」は、学生たちの「ものづくり」を強力にバックアップするための工作スペース・施設です。単に授業で使うだけでなく、学生が「こんなものを作ってみたい!」と思いついたアイデアを、自分の手で自由に形にできる場所として設置されており、 3Dプリンター、レーザー加工機、NC工作機械、溶接機、電子回路を組むための測定器など、プロ仕様の工作機械や工具が多数配備され木材やプラスチックの加工から、金属加工、最先端のデジタル工作まで幅広く対応しています。まさに「夢の秘密基地」のようなワクワクする施設です!!創造工房ホームページはこちら
