情報工学科2年の佐々木悠惺さんが「秋田イノベーションプログラム ashioto」に採択されました

「ASHIOTO」は、秋田県から新たな事業やイノベーションの創出を目指す育成・伴走型プログラムです。参加者は自身のアイデアや研究成果をもとに、プロダクト開発および事業化に向けた実証・検証に挑戦します。専門家による個別メンター指導や実践的なワークショップをはじめ、最大100万円の開発支援金(開発稼働費や旅費等の実費支援)を活用しながら、社会実装に向けた取り組みを推進します。
佐々木悠惺さんのコメント
私が今回挑戦する原点は、「匂いは他者に共有できない」ということを本当に当たり前として受け入れていいのだろうか、という疑問です。嗅覚は好き嫌いの個人差が大きく、記憶や感情とも深く結びついている一方で、視覚や聴覚のようにその体験をそのまま他者へ届けることが難しい感覚です。私はそこに、「匂いによって生まれる体験の欠落」があると感じました。これまでの嗅覚研究では、匂いを構成する化学物質をセンシングして分析するアプローチが重要視されています。しかし、私が注目しているのは匂いを構成する物質そのものではなく、「人がその匂いをどう感じたのか」という体験です。そこで、人が感じた匂いを情報として捉え、それを別の感覚へ翻訳・エンコードすることで、匂いそのものを再現しなくても、その体験を他者と共有できる仕組みを実現したいと考えています。shiotoでは、大学の中だけでは得られない異分野の知識や視点を吸収し、自分のアイデアをより深く、より実現可能な研究へと発展させたいです。そして自分の研究を「面白いアイデア」で終わらせず、実際に人と人との体験をつなぐ技術として形にすることを目指します。中間発表ではこれまでの研究成果を示すだけでなく、「匂いは本当に共有できないのか」という問いを多くの方に投げかけられる発表にしたいです。さまざまな意見や刺激を力に変えながら、まだ誰も答えを持っていない問いに、自分なりの答えを少しずつ形にしていきたいと思います。主なスケジュール
キックオフ(Day 1・Day 2): 2026年8月15日(土)~16日(日)[実施済]中間発表会(Day 3): 2026年10月24日(土)予定
最終成果発表会・デモデイ(Day 4): 2027年1月23日(土)予定
佐々木さんは現在、独自の着眼点と情熱をもって、10月の中間発表会や1月のデモデイに向けた事業構想の具体化とプロダクト開発に鋭意取り組んでいます。
本学では、今後も学生の主体的な挑戦やイノベーション創出に向けた取り組みを積極的に支援してまいります。佐々木さんの今後の活躍にご注目ください!
