秋田県立横手城南高校の皆さんが本学を見学しました

 

令和8年10月7日(水)、秋田県立横手城南高校1年生の38名が本荘キャンパス、48名が秋田キャンパスを見学しました。
今回の訪問は、説明や施設見学を通して大学への理解を深めるとともに、生徒一人ひとりの進路選択に対する意識を高めることを目的として実施されました。

本荘キャンパス

大学の概要説明の後、機械工学科の尾藤 輝夫 教授[専門:材料工学]による「金属を知るための簡単な実験」と題した模擬講義を受講しました。
機械工学科で学ぶ「材料力学」「熱力学」「流体力学」「機械力学」の4力学について説明があったほか、尾藤教授が取り組む材料の構造と性質の関係に関する研究や、新しい材料の開発について受講。電気自動車の部品など、身近な製品にも材料工学の研究成果が活用されていることを学びました。
その後、純鉄線とピアノ線を用いた実験を実施し、鉄の性質や身の回りで使われている鉄の種類、さらに形状記憶合金などの金属材料について、手を動かしながら学びを深めました。金属材料をはじめとするさまざまな材料の可能性や、自分たちの身近な場所で材料工学が活かされていることを学び、材料工学分野への興味・関心を一層深めた様子でした。

施設見学では、創造工房や図書館など、本荘キャンパスを代表する施設・設備を見学しました。工学系ならではの専門書が数多く所蔵された図書館や、講習を受講することで学生が自由に利用できるレーザー加工機・3Dプリンタなどの設備に触れ、高校生の皆さんは興味深そうに見学していました。


尾藤教授による模擬講義


金属の性質を実験で体験!


火を近づけると曲がる!?興味津々


教授のサポートのもと実験に取り組みました


広い図書館を見学


本荘キャンパスならではの施設を楽しみました

秋田キャンパス

大学の概要説明の後、生物環境科学科の木村 憲一郎 教授[専門:森林経済学]による模擬講義「1本の木から地域を変える!フィールドワークと統計で挑む『森林経済学』」を受講しました。講義では、はじめに「皆さんがイメージする環境問題、地域の課題とは?」という問いかけがあり、高校生は身近な課題について考えながら学びをスタート。続いて、「森林経済学」は森林や林業、山村が抱える課題を経済や社会の仕組みから考える学問であり、身近な事例として、高校が所在する横手市の森林が吸収した二酸化炭素(CO2)を価値化し売買する「森林クレジット」の取り組みが紹介されました。そして、研究では現地でのフィールドワークと統計分析を組み合わせることが重要であることも学びました。
さらに、木村教授が取り組む「国産桐」の研究について紹介があり、桐が軽量で吸湿性に優れた材料であることを、手に取って外国産の木材(ウォールナット)と比較。講義の最後には、「研究は困っている人や地域を救い、地域を豊かにする武器になるもの」というメッセージが伝えられ、研究が身近な課題や地域の課題の解決につながるものであることを学び、学問の社会的な意義について理解を深める機会となりました。

施設見学では、横手城南高校OGである生物資源科学研究科1年の高橋奈々さんが講堂や図書館などの学内施設に加え、自身が所属する食品醸造グループの研究室を案内しました。大学院で取り組んでいる麹菌や、本学が取り組む日本酒醸造プロジェクト「究(きわむ)」に関する研究について紹介し、「自分も研究室に配属された3年生になってから日本酒に興味を持つようになった」と、学生生活を交えながら説明しました。
研究に生き生きと取り組む先輩の姿に、高校生たちは大学で学ぶ自分の将来像を重ねている様子でした。また、高橋さん自身も高校時代に本学のキャンパス見学へ参加した経験があり、大学ならではの専門的な実験設備に目を輝かせる後輩たちを、どこか懐かしそうに温かく見守る姿が印象的でした。


模擬講義の様子


ウォールナットと比較。桐の軽さに驚き!


専門的な設備や研究の様子を見学


広いキャンパスを一周しました

今回の訪問が、本学に興味・関心を持っていただく機会となれば幸いです。秋田県立横手城南高校の皆さん、ご来学ありがとうございました。