【スマート農業指導士育成プログラム】スマート農業普及論②
令和8年7月22日(水)、アグリイノベーション教育研究センターを会場に「令和8年度スマート農業指導士育成プログラム」における「スマート農業普及論②」を実施しました。
本年度のプログラムには、農業従事者や行政職員、農業法人・団体など13名が受講しており、スマート農業を生産現場で実践するためのロボット技術、ICT・IoTなど幅広い分野について、年間33科目67時間の座学・演習を履修しています。
本講義では、株式会社デルフィージャパンの斉藤章氏を講師に迎え、スマート農業におけるデータの収集・活用についてご講義いただきました。講義では、スマート農業はロボット技術やICTを活用して超省力・高品質な生産を実現する新たな農業であり、これまでの勘や経験に頼る農業から、客観的な判断に基づく「データ駆動型栽培」へ転換していくものであることを説明。その実践には、従来にはない知識や技術が求められることについてお話しいただきました。
また、環境データを正確に収集するための測定方法やセンサーの設置場所など、データの品質を左右するポイントについても解説いただきました。斉藤氏は、「重要なのはデータの量ではなく質です。データを集めること自体が目的ではなく、活用するために収集することが大切です。データは次の行動を決めるためのものであり、生産者自身がデータを確認・解析し、活用できるよう指導していく必要があります」と話しました。
講義の終盤には、栽培期間ごとのデータ活用方法や、栽培戦略に応じた具体的な活用事例について紹介がありました。受講者からは、「データ駆動型農業を普及させるためにはどうしたらよいか」「生産者へのデータ提供はどのように行っているのか」「生産者に継続してデータを収集してもらうための工夫はあるか」など、スマート農業の普及を担う「スマート農業指導士」の視点ならではの質問が数多く寄せられ、活発な意見交換が行われました。

全体の様子
株式会社デルフィージャパン 斉藤章氏

講義を熱心に聞き入る様子
活発な質疑応答が交わされました
